チリ太郎が9月に実施された実力テストの成績票を持ち帰りました。
以前にも記事にしましたが、チリ太郎の学校では中1・中2は年1回、2月に実力テストが行われ、このテストだけは順位(科目ごと及び総合)がつきます。(成績上位50名の氏名も発表されます)
その実力テストが、中3からは9月にも実施され、年2回実施になるのです。
私の中での格付けでは、「実力テスト>定期テスト」です。そして、学力や学習態度に対して口を出すなら、実力テストの結果をもってという方針です。
もちろん、定期テストの結果も目は通していますけどね。
今回の実力テストの個別の教科の結果や感想などは、事前にチリ太郎から聞いていました。
チリ太郎自身の感想・受け止めとしては、
・数学でミス連発
・英語は全体平均が低そう。かなり難しかった
・国語は普通
まあ、全体的には結構悪い成績になりそうだと思って聞いていました。
夏休みの生活態度を見る限り、過去2年間との比較で一番勉強していませんでした。
チリ太郎の申告を信じれば、学校からの課題がかなり少なかったため、その影響で「必要最低限」のラインがかなり下がったという感じです。
学校の立場からすれば、中3生は大量の課題で縛る年ではないということなのでしょうね。
それが伝わる者、伝わらない者がいると思いますが、チリ太郎はのんびりと自由で怠惰な夏休みを満喫したということです。
チリ太郎が持ち帰った成績ですが、いつものように具体的な数字は出しませんが、
・親が「これぐらい」と思う水準より低い
・ただ、事前の感触から想定していた水準よい高い
つまり、
「もうちょっと頑張って欲しかったけど、思ったより悪くはなかった」
という感じでした。
まあ、ずっと右肩上がりなどということはないでしょうし、上がったり下がったりしながらも、6年間トータルで右肩上がりであればよいと思っています。
以上のように書くとネガティブな感じがしますが、私は基本的にチリ太郎の成績でネガティブな声掛けをすることはありませんので、チリ太郎には良いところを多めに伝えています。
今回の実力テストでは、国語の成績が一番よかったです。
国語は中学受験の際に一番苦労した教科でしたが、中学校に入ってからはほとんど足を引っ張ることがなくなりました。そして、時々良い成績を持って帰ってきます。
チリ太郎の強みは、「古文や漢文を苦にしない」ところにあります。
答案を見ていると、この分野が特に強い。
私は「古文・漢文ができるということは、授業を真面目に聞いている証拠である」と思っています。
数学や英語は本人の資質に加え、勉強方法も教材も世の中に溢れています。
ですので、極端に言えば学校の授業を聞いていなくても、自主的な先取り、復習、塾などで成績はカバーできます。実際、学校の勉強だけという人は成績上位者には少ないのではないかと思います。
ただ、古文・漢文については、その分野だけを個別に先取りしたり、復習したり、塾に通ったりする人は(この時期は)皆無だと思います。
つまり、ほとんどの人が授業時間以外に学習の時間を割かない分野なので、「授業で理解しきった人がそのまま好成績を取る分野」ということです。
ですので、古文・漢文の好成績をもって、
青「たぶん、授業を真面目に聞いて、授業時間内で理解をしきっているんだろうね。それが最も理想的な勉強法だから、他の教科も同様にね」
という声掛けで総括しています。
あっ、今回だけは少し厳しいことも言いました。
「数学のミス連発」という部分です。
青:「おとさんは中学受験の頃から、『ケアレスミス』は認めていない。それも含めて実力だと思ってる。百歩譲って、もしチリ太郎がそれを『解けていたはずの問題だった』と思うなら、当日の体調やそれまでの生活態度が原因で、『頭の回転が鈍かった、注意力が散漫だった』ということがなかったかよく考えて」
というふうに伝えました。