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何を書いていいのかわからない子②

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前記事で変なところで切ってしまいましたが、チリ太郎の国語問題です。

まず、チリ太郎は論説文はそんなに苦手としておらず、物語文の読解と記述問題を特に苦手にしています。

某長文読解テキストの受け売りになるのですが、「国語」という教科は一面で「道徳」でもあったりします。
つまり、文学として「何でもアリ」というわけではなく、どのような文章も「常識的な解釈」や「人として望ましいあり方」が問われます。

この点、チリ太郎は学校で教わる教科の中で一番苦手な教科を「道徳」と答えるほどなので、必然的に国語が苦手にならざるをえないのです。

親としての私の見立てですが、国語、特に物語文の読解を攻略する上でチリ太郎の中に足りていないものは、

・常識力
・人の感情を想像する力
・自分の感情と切り離して思考する力

かなと思います。

この中で最後の「自分の感情と切り離して思考する力」というのがわかりにくと思いますが、要はこんな感じです。

国語の問題の中で、

A「文章中の~について、筆者の考えを述べなさい」

みたいな問題が出ると、チリ太郎はあからさまに

「他の人(筆者)の考えなんてわからないよ」

という態度になります。

また、

B「文章中の主人公の行動について、あなたの考えを述べなさい」

みたいな問題が出ると、

「特に何も思い浮かばないなぁ」

と言います。

Aのような問題の場合、確かに、「筆者が何を言いたいか」は、筆者以外にはわかりません。

また、Bのような問題の場合、「あなたの考え」を述べるならば、「特に何も感じません
」と正直に答えても、考えを述べるという意味では間違ってはいません。

でも、国語はそういう教科ではないし、そういう回答を求めてもいません。
従って、上記のような答えなら間違いなく不正解になりますよね。

つまり、国語という教科は算、理、社のように、誰が答えても答えは1つという教科とは異なるのです。
言ってみれば、「10人いれば10通りの回答が可能なような問い方をしておいて、実際には、極めて常識的な人の回答1種類しか認めない」という教科なんですね。

素直な子ほど、こういうわかりにくい部分に混乱させられて、国語が苦手になったり、嫌いになったりします。

そういう子には、むしろ、

「国語というのは、自分の考えや感想とは切り離して、『超優等生なA君が書くならこんな回答だ』というつもりで書いてみる」

という指導が良いのではと思っています。

説明が長くなりましたが、これが「自分の感情と切り離して思考する力」という意味です。

このようなことも含め、国語の解法には暗黙のルールがあります。
なぜか、学校の国語の先生は、こういう重要なルールを教えてくれないのです。
しかし、幸いなことに、長文読解対策は少し古めですが非常に評価の高いテキストがいくつかあります。
こうしたテキストを使って、春からチリ太郎の国語対策を進めていきたいと考えています。

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