先日、チリ太郎の学校の宿題を手伝いました。
もともと提出期限を過ぎていることや、取り組み態度などで妻に叱られ、チリ太郎はショボンとしていましたので、青ティの出番です。
その宿題というのは、「キャリアパス」とかなんとかいうもので、タイトルは大そうなものですが、要するに6年生に向けての目標を立て、それに向けた取り組みを整理するようなものです。
チリ太郎が苦手そうな課題です。
特に、
「今(5年生)の自分はどんな子供か?」
「最高学年(6年生)には、どんなふうになっていたいか? また、それに向けて何をするべきか?」
を記述するところで、完全に手が止まっています。
チ:「何を書けばいいのかわからない…。」
青:「まあ、自分で自分のことを『どんな子か』ってちょっと質問が悪いよね。」
チ:「自分で自分をどう見るかなんて、考えたこともない。」
青:「いつも言っているとおり、適当な答えでいいんじゃない?」
チ:「いつも言ってる?」
青:「いつも、『フツーです』って言ってるじゃん。『普通の子』じゃあダメなの?」
チ:「ああ」
青:「まあ、もう少しちゃんと考えるなら、2つ目の質問に対する回答を先に考えて、それに合わせた課題を書くんだろうね。例えば、『消極的』だとか、『学校の成績が悪い』、『忘れ物が多い』、『スポーツが苦手』とかね。」
チ:「なるほど。」
青:「まあ、2つ目の回答を先に考えてみたら?」
チ:「うーん。どんな子になっていたいか…。」
チ:「(!!!)」
チ:「あのさ、『みんなを引っ張っていける』ってどうかな」
青:「突然すごいのが出たね。いいよ、素晴らしい目標だよ。」
チ:「今はみんなに引っ張ってもらっているからね。」
青:「うんうん、それで、それを実現するために何をするかだね。」
チ:「まずは自分のことを自分でできるようになることかなぁ」
青:「そうだね。そこから始めるのもいいね。」
チリ太郎、成長してますね。
以前までは、そんな前向きな目標が出てくることがなかったので、私も驚きました。
チリ太郎の宿題に付き合っていて感じました。
「これでは国語ができなくて当然だよね。」
チリ太郎は国語の記述問題を苦手にしていますが、先の様子を見てもおわかりのように、記述すること自体が苦手というより、それ以前の段階、「何を考えたらいいかわからない」という感じです。
課題は明らかなんですけどね。
これを鍛えるのはなかなか難しいです。
少し長くなってしまったので、次回に続きます。