チリ太郎の課題である国語の長文読解です。
いや、正確には、「記述問題」が一番の課題なのです。
3月に受験したZ会の到達度テストでも、先日行われたNN駒東オープン模試でも、
記述問題は白紙です。
何とかしなければいけないことは明白なのですが…。
そこにアプローチするためには、長文読解の方法論を学ぶ必要があると思われるので、そこから始めます。
テキストとして選んだのはこれです。
田代式 中学受験 国語の「神技」(田代敬貴著・講談社)
これを写真のように見開きを拡大してB4にコピーし、読ませます。
〇なぜこの本を教材に選んだのか?
私が様々なサイトを確認し、気になるものを中古で購入し、実際に読んでみてテキストに向いていると思えた書籍は、
・田代式 中学受験 国語の「神技」(田代敬貴著・講談社)
・秘伝 中学入試国語読解法(石原千秋著・新潮選書)
・文章読解の鉄則(井上秀和著・YELL books)
以上の3冊でした。
テキストとして見たとき、「文章読解の鉄則」が決定版的存在だと思いますが、何しろ、ボリュームがあり、ここから始めると拒否感が出てしまいそうです。
上記3冊の並びは、私からみた難易度順、チリ太郎がとっつきやすい順なのですが、書いてあることを完璧に理解できるなら、中学受験は「田代式」のみでよいのではないかと思います。
まあ、それだけ、この3冊は完成度が高いという意味ですけどね。
「文章読解の鉄則」などは大学受験にも通じる内容で、私が高校生のときにこういう本があったならなぁと思ったほどの内容です。
「田代式」の良さは、仮に国語が苦手な子がいて、国語を勉強することが嫌いであったとしても、おそらく通読することが苦にならないような平易な文章で書かれています。
それでいて、長文読解に必要な能力やルール、手順などが順番に紹介されています。
チリ太郎が読むことを想定したとき、最初のテキストはこれしかないと思いました。
そして、もし「さらなるレベルアップ」を望むなら、「秘伝 中学入試国語読解法」→「文章読解の鉄則」と与えていけばよいと思っています。
〇なぜ印刷して読ませるのか?
これらテキストは本で読むと少し文字が小さいです。
また、これらは問題集ではないので、書き込む方式ではないのですが、それでも、所々で書き込みをして指導した方がよさそうな箇所があったりします。
それらの理由から、大変でしたが、B4版に見開き拡大コピーをしました。
今のところ、チリ太郎の反応は上々です。
楽しんで読み進めているようで、春休みのように1日フリーな日が続けば、3日くらいで無理なく読了できそうです。
これを1回通読し、2回目はもう少し詳しく、例題を真剣に解きながら読んでみるのがよいかと思っています。