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Y偏差値70の男の現実

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合不合テストの最後2回の結果がいずれも偏差値70を超えたため、私はチリ太郎のことを「Y偏差値70の男」と呼ぶことにしました。

それで、Y偏差値70の男ともなれば、大抵の中学には合格できそうに思えますが、皆様ご存じのようにそんなことは全くありません。

よく言われることですが、

「偏差値58を超えるような学校の入試は、大抵なにがしかの特徴ある出題をしてきますので、学校別対策こそが肝である」

ということですね。

実際、チリ太郎は偏差値70の男ではあっても、渋幕や麻布、武蔵などの過去問を解いてみたらどうなるか…。

偏差値的には足りているはずですが、間違いなく「相当ひどい点数を取る」と思います。
現実に、志望校対策を受けている駒場東邦ですら、テストの出来には振れ幅があります。
傍から見て、「合格確実」という風には全く見えません。(国語なんていつもNN内偏差値30台です…。)

これとは逆に、総合型模試の成績はそれほどでなくても、志望校別の問題や過去問などはバッチリという子もいらっしゃると思います。

何が違うのか? チリ太郎はどうすれば合格に近づくのか?

もし、チリ太郎にわかるように言うとすれば、

「君は学力的にポテンシャルはあるのかもしれない。でも、駒東生になるには、求められる最低限の要素はクリアしなければならない。」

ってことでしょうかね。

よく、「入試問題は志望校からのラブレター」と言われますよね。
上位校の入試というのは、「学力では測れない要素も入試問題の中で問われている」ということです。

この点、都立中高一貫校が「学力検査」という体裁を避けるために、「思考力を問う適正検査」を実施している一方、
私立の上位校は「学力検査」と称しつつ、「学力以外の要素もふんだん盛り込んだ入試」を実施していると言えますね。

現状、チリ太郎に具体的に足りていないのは「国語の読解力と記述力」です。

しかし、それはあくまでも入試教科における観点です。
必要な要素に分解して考えると具体的には、

・(物語の登場人物のような)他者の心情を汲み取れる共感力
・上記を補うような社会経験
・実体験以外の事象にも考えを及ぼすことができる想像力
・自分の考えをまとめて発信できる表現力

というようなことが足りないと言えるでしょう。(青ティの素人考えですが)

そうなってくると、逆にこういう気持ちが湧いてきます。

「勉強量やテクニックで解決しきれる問題ではないのでは?」

「机に座っていて解決できる問題なのか?」

そして、

「普段の生活、何かをするときの心がけが重要なのでないか」

との思い至ります。

ですので、私はチリ太郎に冬休みの課題を与えるつもりです。

必要なのは受験勉強だけじゃなくて、具体的には、

・社会をよく観察してみること
・積極的に行動すること
・思考する時間をつくること

こんなことが必要になってくると思います。

冬休みの課題には、上記のような要素を取り入れた活動を少し考えてみたいと思います。

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