親の知らない引き出し

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皆さま、連休最後の平日になる5/7・8はどのように過ごされましたでしょうか?

延長前の緊急事態宣言の終期が5/6に設定されていたため、延長決定後も、5/7は「取り敢えず出勤」というような方も多かったのではないでしょうか。
私もそんな中の1人でしたが、通勤時間を少し遅らせたせいか、電車の車内は思っていたほどの混雑ではありませんでした。

コロナの方も、何となくですが、緊急事態宣言が5/30より前に解除される可能性もあるかと期待される状況です。
今頃になって、ずっと公表されていなかった東京都の陽性率が、しかも、根拠(計算方法)不明な数値で公表されるなどという、お粗末なニュースもありました。
しかし、生活の中での実感として、感染爆発は起きていないと感じられますので、調査・統計のまずさはさておき、陰で様々な方が感染拡大防止に努力されているのだろうなと思う今日この頃です。まだ、油断はできませんけどね。

さて、少し前の話になりますが、私が勤務を終えて帰宅した夕方、家では、チリ太郎が「まだ3枠目の勉強が終わっていない」とあたふたとしておりました。
その日は、夕方に妻と白玉団子を作ったそうで、勉強スケジュールが押してしまったようです。妻は、「いやいや、やる時間はたっぷりあったはずだけど、おとさんが帰ってくるまで、超のんびり遊んでましたけどね。」と突き放したコメント。
まあ、その日にやる勉強を完結させようという気持ちがあれば、多少スケジュールが乱れてもよいとは思いますけどね。

ふと、居間に放り出されたメモ帳(裏紙を切ってクリップで止めたもの)が目に留まりました。

メモ用紙

1~10の最少公倍数・・・2520
1~20の最少公倍数・・・232792560

青:「何これ?」

妻:「チリ太郎がさっきまで算数の本を読みながら、何やら楽しそうに電卓を叩いて遊んでたんだけど。」

青:「ふーん、チリ太郎、少し字が上手になったなぁ。勉強の成果かな。」

チリ太郎が3枠目の勉強に取り掛かっていたので、私はPCでこれらの最少公倍数が正しいのか調べてみたところ、どうやら各数字は正しいようでした。
(決して自力で計算しようとは思わない、算数苦手な青ティです。)

3枠目の勉強を終えたチリ太郎に聞いてみました。

青:「この最小公倍数、計算経過とかないね。」

チ:「所どころ、電卓とか使ってやったの。」

青:「算数の本にやり方が書いてあったの?」

チ:「そうじゃないけど、ちょっとやってみたくなったの。対象数を10個増やしたら、最小公倍数がどれだけ増えるかなと思って…。千単位から億単位に増えました。」

青:「この答え、合ってるみたいなんだけど、どうやって計算したの? おとさんがやるとしたら、素因数分解して地道に計算する方法しか思いつかないけど。」

チ:「うーん、全部の数字を素因数分解したわけじゃないんだけど、電卓とか使って計算したら出たの。」

青:「計算が合ってるのはすごいけど、計算過程が説明できないようじゃ減点だね。」

チ:「えー。」

よく、「子供は才能の塊だ」と言われますが、本当にそうだと思います。
そして、その才能の源泉となるのは、その子の興味の指向でしょうね。これは、親が「こうしたい」と思ってなるものではなく、その子の持って生まれたものなのかもしれません。
チリ太郎の場合、国語や社会の内容には全く興味を示しませんが、大人が、「何が楽しいんだろう」と思うような算数の遊びは、勝手に1人でやります。まさしく、興味の指向ですね。

私もそうですが、大人というのは、我が子の学習する内容は概ね把握しているつもりになっています。
なぜなら、小中学校の学習内容は概ね把握しており、読んでいる本、見ているテレビ番組など、生活面の大部分も把握していると思っているからです。

しかし、時々、子供が思いがけないことを言いだし、「それ、どこで知ったの?」と驚かされることがありますよね。わたしは、そういうものを、「親の知らない引き出し」と呼んでいます。

子供は、親の知らないところで知識や情報を使って、親の知らない引き出しをつくります。

そういえば、少し前にこんなことがありました。理科・社会の暗記について、チリ太郎が壁にぶつかったときです。

青:「でもさ、実はチリ太郎の好きな算数でも多少暗記が必要だよね。」

チ:「そうなの?」

青:「ほら、公式とかあるじゃん。公式知らないと答え出せないでしょ。」

チ:「そっか。」

青:「チリ太郎、球の表面積や体積の公式知らないでしょ。例えば半径2cmの球の表面積を求めよって問題出たらどうする?」

チ:「えーとね、公式は知らないんだけど、答えはわかる気がする。」

青:「えっ?!…」

チ:「確か、『球の表面積は外接する直円柱の側面の面積に等しい』って何かで見た気がするから、ちょっと計算するね。」

青:「計算はいいから、その直円柱の情報詳しく!」

まさしく、「親の知らない引き出し」です。さらに言えば、私は恥ずかしながら、球の表面積を公式でしか覚えていなくて、深く掘り下げて考えたことがありませんでした。

半径rの球の表面積は、
(公式)球の表面積=4πrの2条(「心配ある事情」と覚えました。)

球に外接する直円柱の側面(=展開して長方形になる部分)の面積
縦(高さ):(球の直径と等しいので)2r
横:(球の外周と等しいので)2πr
縦×横=2r×2πr=4πrの2条

確かに一致しますね。

(注:算数苦手の青ティですので、間違いがありましたらコメントください。)

「親の知らない引き出し」に出会うと、親というのは驚くとともに、嬉しい気持ちになります。
そして、やがて、「この子に最良の環境を与えてあげたいな」と思うものです。

いずれは都立中受験を考えてくれたらと思っていた私ですが、都立に限らず、理数系の教育に特徴のある一貫校はどこかななんて、無駄に調べたりするようになりました。

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