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子供の読みそうな本を探す旅

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チリ太郎の苦手教科の1つである国語。
特に、過去の全国統一小学生テスト結果から、語彙力や物語文の長文読解に課題があることがはっきりしています。

妻はよく「本を読まないからだ。物語を読まないからだ。」と言いますが、子供に読書習慣をつけるのは、勉強習慣をつけるのと同じくらい難しいですよね。

しかし、チリ太郎の生活の様子を見ていると、単純に本が嫌いという感じには見えません。
最近の様子ですと、休日に1日3枠の勉強をこなし、合間に、上限3時間のゲームを小分けにしながらやります。しかし、休日の1日は長いので、勉強でもゲームでもない時間が生じるのですが、そういう時間に本を読んでいることが多いです。
その時の本ですが、チリ太郎が持っている本の中から選んで読んでいます。しかし、チリ太郎の持っている本は、算数に関する本が最も多いため、結果として算数の本を選ぶことが多いのです。

そんな姿を見ていますので、私の中では、「チリ太郎は本や読書が嫌いなのではなく、むしろ結構好きな方。もしかしたら『おもしろい』と思える物語本に出会えていないだけなのではないか?」という思いがあります。

先週の日曜日、コロナ休業が解除された近くの公立図書館に1人で出かけてみました。
この図書館はとても小さく、蔵書の数は限られますが、気軽に行ける距離にあるのがよいところです。

しかし、私も日ごろは偉そうなことを言いながら、チリ太郎のことをよく理解しているかと言うと、非常に疑わしいところがあります。
チリ太郎が興味を持ってくれそうな本を選ぶ、その行為にちょっとした審判が下りますので、非常に怖い。

本を選ぶ上での前提条件ですが、
・3冊くらいに収める(大量に借りすぎない)
・原則、物語本を選ぶ
・できたら、シリーズ物で続きを読みたくなるものを選ぶ

これらを意識しました。

図書館に入りましたら、入館早々「新型コロナ感染症対策のため、30分以内でのご利用をお願いしま~す。」の声。
普段、使い慣れていない施設なのに、本を選ぶ時間が制限されるのは痛い!
しかも、図書館の分類として、大まかに子供用のエリアは分かれているものの、推奨学年は本の中身を見てみないと判断できません。(当たり前ですが)

チリ太郎は、小学校5年生とはいえ、少し幼稚なところがあるので、ジャンルはシリアスなものを避け、小学校3・4年生でも読めるような、少しコミカルなものがよいかなと思いました。
結果、選んだ3冊は以下のとおり。

妖怪一家九十九さん
西遊記
遠野物語

この中で一押しは「妖怪一家九十九さん」でした。
これは、朝日小学生新聞の広告で新巻の宣伝をしているのを見て、自分自身が「面白そう!」と思った本で、その時にチリ太郎に話した際は、「ふーん」というような微妙な反応でしたが、図書館で発見できるとは大ラッキー。
そして、妖怪被りですが、遠野物語の少し簡単なバージョンと、チリ太郎が西遊記を知らないと言っていたので、西遊記の少し詳しいもの(10巻くらいのシリーズになっているもの)を選びました。

さて、チリ太郎の反応ですが、本を借りてきた日の午後、妻が買い物に出かけ、私が夕食の準備をしている間、チリ太郎が暇そうにしていましたので、「借りてきた本のどれかを読んでみたら?」と勧めてみると、思いの外素直に、そして、私の一押しの九十九さんを手に取りました。

チリ太郎は文章を読むのがめちゃくちゃ早いです。
この癖が良い方に出るのか、いずれ修正しなければいけなくなるのかはまだわかりませんが、少なくとも、教材や問題集の文字を読むスピードは、大げさに言えば私の2倍くらい早いイメージです。(私はかなりじっくり派です)

私が夕飯の支度をしているところに、1回途中経過を報告に来て(特に必要ありませんが、1人で寂しかったのでしょう)、結局、妻が買い物から帰ってくる1時間ほどの間に、1冊を読み終えてしまいました。

チリ太郎に九十九さんの感想を聞いてみたところ、

「おもしろかった。もうね、最初からいろいろ問題がおきちゃってましたよ。」

とのことでしたので、続きを借りてきたら読んでくれそうです。

ただ、問題は今日時点で九十九さん意外の本に手をつけていないところですね。
なんなら、九十九さん2回読んでますが…。

理想としては、少しずつ物語本に対する読書習慣をつけ、6年生くらいになったら、簡単な純文学を読めるようになって欲しいです。もちろん、興味を持って読んでくれるのが一番ですが、純文学を興味を持って読むのはもっと先の話でしょうね。その時期になったら、「受験勉強も兼ねて」という意識で読んでくれたらありがたいです。

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