チリ太郎のゲーム・動画視聴を1週間禁止としました。
日曜日の夕方、買い物に出かけたついでに夕食をとり、帰宅しました。
この日、出かける前にも勉強や宿題の件でひと悶着あったのですが、結果として、帰宅後にやり残しの学校の宿題に取り組む予定でした。
しかし、チリ太郎は帰宅後すぐに宿題にとりかからず、動画視聴を始め、しかも、ゲーム・動画視聴の際にタイマーセットを義務付けているところ、それを忘れていました。
私自身、これはいかんなと思いましたので、衝動的というよりも比較的冷静に、いろいろ考えた上で雷を落としました。
青「時間を測ってないって、どういうこと?」
チ「ちょっと忘れちゃって…。」
青「おとさんが時間のこと指摘した時、すぐに『測ってない』って答えたけど、指摘した時点で気づいてたということだよね。それっておかしいよね?」
チ「…。」
青「ゲームと動画、1週間禁止にしてください。」
チ「嫌だよ。」
青「それが嫌なら、おとさんもおかさんもチリ太郎の生活に口を出さないから、全部自分で好きなようにしてください。」
チ「それも嫌だよ。自分でなんてできないよ。」
青「何度も同じことを言っても改善されなくて、おとさんもおかさんも我慢の限界です。ここまで来たらチリ太郎に選択の余地なんてないんだよ。やるかやらないかしかないんだよ。」
チ「嫌だよ。ゲーム無しなんて、何していいかわからないよ。」
青「この家で、おとさんとおかさんが言うことは絶対だよ。本当はこんなやり方をしたくないけど、チリ太郎は完全に信用を失ってしまったんだよ。今回は従うか全部自分でやるかの二択しかないんだよ。」
チリ太郎はしばらく泣いたり呻いたりしていました。
私が怒ったので、妻がフォローに回りましたが、あまりのグダグダぶりに妻もキレ、チリ太郎は完全に孤立してしまいました。
青「もう寝る時間だよ。チリ太郎が決断できないなら、明日から自分の好きなようにしたらいいよ。」
チ「無理だよ。」
青「今日、帰宅して、おかさんに『宿題はやらないの』って聞かれたでしょ。チリ太郎はそれでも動画を見続けたよね。
言わないとわからないのかもしれないけど、あれは『宿題をやりなさい』って意味だからね。普通の子は、言われた時点で優先順位が間違ってたことに気付いて、すぐに宿題を始めるところだよ。でも、チリ太郎はやらなかったし、もともとあったルールすら守ってなかったよね。」
チ「…。」
青「例えばおとさんが会社で上司の人に、『あの件はどうなってる?』って聞かれたら、即座にやるか、いつやるかを即答しなければいけないよ。ずっと自分勝手なことをしてたらクビになりますよ。
チリ太郎も、今、会社をクビになったと思った方がいいよ。信用と仕事をなくして、これで人生終わりですか? 失業してる期間に反省できれば、次の会社でやりなおせるかもしれないけど、チリ太郎ならどうしますか?」
チ「1週間、ゲーム無しで頑張ってみます。」
チリ太郎自身、精神的に幼いところがあるので、厳しい罰を一方的に与えることは、これまで避けてきました。
そんな環境でここまで来てしまったので、チリ太郎の中に、「最後は助け船を出してくれる」という甘えがあったと思います。
しかし、そろそろ甘えと決別しなければいけないときです。
5年生のこの時機、中学受験と絡めて、「受験>ゲームだろ」と言うつもりはありません。もっと根本的な問題として、生活の中で優先順位や計画性を持って行動できるようになってもらいたいのです。
これまで、3日程度のゲーム禁止は1、2回あったかと思いますが、それ以上に厳しい罰は課したことがありません。
チリ太郎には、このゲーム禁止期間をただの罰として過ごすのでなく、自らの行いを顧みる期間にしてほしいと思います。
何か一つでも、気づいて、反省してくれることがあればよいのですが。