以前の記事で予告しましたように、早稲アカ体験授業の感想を書こうと思っていたのですが、問題が起こってしまいました。
チリ太郎の体験授業の参加態度が悪かったため、塾での「受け入れ不可」との判断をくだされてしまったのです。
この時点で、体験授業も中止です。
塾からすれば、生徒を確保することは大きな目標の1つであるところ、これを自ら断るということはよほどの問題があったということです。
具体的にどのように授業態度が悪かったのか聞いてみたところ、物音を立てたり、足癖が悪かったり、他の生徒さんの集中を削いでしまうことがあり、注意しても改善されなかったようです。
親としては、大変申し訳ないことで、
「そのような事情ならば、確かに集団指導を受けることは難しいですね。」
とお答えし、本人の希望があれば可能性があるかもと思っていた早稲アカさんへの通塾はなくなりました。
その日に予定されていた残りの体験授業が無くなってしまったため、妻を経由してそのことを本人に伝え、帰宅してからチリ太郎と話しました。
青:早稲アカの体験授業は残念だったね。
チ:うん。
青:まあ、チリ太郎が悪いというより、おとさんが集団指導でも大丈夫かなと思ったところ、チリ太郎にはまだ早かったってことかな。
でも、中学校に入ったら、やっぱり集団の中でみんなの迷惑にならないように勉強しなければいけないわけだから、少しずつ成長していかなきゃね。
チ:うん。
青:今回のこと、どう感じる? 悔しいなって思う? 残念だなって思う? おとさんは残念だなと思ったけど。
チ:もう少し聞いてみたかったな…、授業。
チリ太郎がこぼした言葉に、珍しく本音が垣間見えました。
チリ太郎自身は、それなりに興味を持って体験授業に参加していたつもりなのでしょう。
青:そうだね。3時間半も授業を聞いていられたんだから、良い授業だったんだろうね。やっぱり、苦手な国語の授業が難しかったの?
チ:ううん。注意されたのは算数の授業だった。
青:えっ、好きな算数の授業で注意されちゃったの? 難しくて集中できなかった?
チ:あのね、問題をみんなでやりましょうってなって、早く終わったらヒマになっちゃって…。
青:そうだったんだ。我慢できたらよかったんだけどね。
チ:ちょっとね、最近Z会でやったような問題だったから、少し退屈になっちゃって…。
青:まあ、よい経験だよね。チリ太郎が参加させてもらったクラスはね、早稲アカの中で上の方のクラスだったんだよ。だから、一生懸命勉強して、そのクラスに上がって、真剣に勉強したいって子ばかりなんだよ。そのことを考えると、授業の妨げになることは一番ダメなことだよね。
チ:やっぱり、集団指導はちょっと無理なのかな…。
青:無理じゃないよ。今回のことでよくわかっただろうから、修正すればいいんだよ。あと、成長ね。
凄く落ち込んでいるようには見えませんでしたが、でも、チリ太郎が少なからずショックを受けていることがわかりました。
その日は、学校の宿題や個別指導塾の宿題をやって、余った時間で桃鉄をやり、寝ました。
チリ太郎に最適な学習環境は私と妻で用意してやらねば。
そんなことを強く感じ、私も床に就きました。