10月16日早稲アカ「駒場東邦合格判定模試」を受験する前日、チリ太郎は日曜日に行われる四谷大塚の合不合(第4回)も含め、模試の日程を全く把握しておりませんでした。
ですので、「土日模試だよ」と念を押したのですが、ついでに以下のようなやり取りをしました。本当に寝る直前のやりとりです。
青:「チリ太郎、今度の模試さ、国語の解答を記述も含めて全部埋めてみない。間違ってても、適当でもいいからさ。」
チ:「うーん。なかなか…、難しいと思うよ。」
青:「なんで? 適当でもいいって言ってるのにできないものかな。」
チ:「適当って言われても、何を書いていいかわからないし。」
青:「何を書いてもいいんだよ。『何か書けと言われたので書いていますが、これは記述の練習です。』で30文字だよ。」
チ:「でも、80文字以上の記述もあるよ。」
青:「何か書けばいいんだから、10文字でOKだよ。」
チ:「でもさ、最低8割くらい書かないと採点してももらえないってNNの先生が言ってたよ。」
妻:「そんなときばかり先生のせいにして、嫌な奴だね。」
青:「まあまあ。」
なんて具合に、妻をイライラさせてしまいましたが…。
青:「まあ、チリ太郎的には、『×になることがわかってて適当に書くなんて無駄だ』と思うかもしれないけど、おとさんはもしかしたら部分点がもらえるとかそういう意味で提案してるんじゃないんだよ。」
チ:「そうなの?」
青:「おとさんが言いたいのは、『全部回答を埋めてみると見えてくる課題がある。それをやってみると、次の課題が見えてくる』ということなんだよ。入試本番まであと100日だから、苦手教科は課題を持って進まないとね。」
チ:「どういうこと?」
青:「例えば、全問回答するのにかかる時間とかね、一旦は埋めてみないとわからないでしょ。あと、この文字数の記述なら〇分あれば書ききれるという感覚を知っておくのも重要だよね。」
チ:「なるほど…。なるべく頑張ってみます。」
親的には、
「うん、じゃあ僕、次のテストで絶対に解答欄埋めるよ!」
なんて景気の良い約束が聞きたかったりします。カラ約束でも。
でも、チリ太郎は自分なりに考えることがあるのでしょうね。
そういう軽はずみな約束などはしません。
「頑張ってみます…。」
が精いっぱいです。
しかし、私はそういうチリ太郎の性格を大切にしたいと思います。
また、そういう子にはその子に合ったアプローチが必要だと思います。
チリ太郎について私が思うのは、
「ノリよりも理論、理詰めタイプ」
ということです。
ですので、精神論だったり、気分を盛り上げてというアプローチよりも、
「それをすることの意味」
をしっかり教えてあげれば、自分から努力するようになるのではないかと思いました。
声掛けの結果ですが、両模試とも「全埋め」までは至らなかったようです。しかし、チリ太郎なりに意識を持って努力したようです。
ほんの少しでよいので、それが結果に繋がってくれると11月以降の模試に向けて好循環が期待できるのですが、どうでしょうね。