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親の教育価値観に影響を与えるもの その1

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情報収集のため他の方のブログを拝見するのですが、こういうことってあまり書いていないなぁと思うことがあります。それは、著者の方の生い立ちみたいなことです。

あまり必要ないですかね?! 知りたくなりませんか?

受験ブログでは、受験されるお子さんが主役ですので、主役であるお子さんの性格、生い立ちなどはブログの履歴などでたどることができることが多いです。しかし、多くの場合、お子さんの学習の環境整備は親御さんがされるものです。そうすると、親御さんの思考はどこから来るのか→親御さんの来歴が知りたくなります。

そういうわけで、今回はチリ太郎の学習環境に影響を与える、私自身のことを少々振り返ってみたいと思います。(いえ、決して…、私が出たがりというわけでは…。)

と言いましても、私の自己中心的な俺物語では、読者の皆様も興味が持てないと思いますので、「私の学習に影響を与えたもの」というテーマで少し書いてみたいと思います。
まあ、難関大学を卒業したわけでもないので、大した重みもない話ではありますが、ある凡人の思い出話と思ってお付き合いいただければと思います。

私の幼い頃の記憶をたどりますと、おそらく小学低学年頃だと思いますが、通信教育の「ポピー」をやっていた記憶があります。しかし、やっていた情報しか頭に残っておらず、「いつ頃」、「どれくらいの期間」、また、「兄弟もやっていたのか」等々、全く記憶に残っておりません。「添削問題の提出日が〜」と母にせかされた記憶がある一方で、添削が返ってきた映像記憶や感動等は全く残っていません。従い、通信教育自体は私の学習にさほど影響を与えなかったと思います。

また、小学3年か4年生の頃だと思うのですが、私は算数の出来が良くなかったようで、学校の成績が良かった兄に見てもらえと言われ、兄に算数の勉強を見てもらったことが、少しの屈辱感とともに記憶されています。
しかし、これが反骨心に繋がり、私の学業を向上させたかといいますと、そうではありませんでした。

普通の方は小さい頃の記憶ってもっと覚えているものですかね? 私の場合は、断片的にしか覚えていないんですよね。

あっ、あと、どうでもよい記憶ですが、字があまり上手じゃなくて、算数の式の=(イコール)が数字の「2」に見えるとものすごい勢いで母に怒られた記憶があります。(母親は立派な人でしたが、まあまあ短気でした。)
断片的にしろ、大方忘れている中でこんな小さなエピソードが思い出されるなんて、小さい頃の私にとってインパクトある出来事だったのでしょうか…。(子供の叱り方には気を付けましょう。)
まあしかし、父親からも、母親からも、勉強を教わったという記憶はほとんどありません。

明確に「学習の転機になった」と記憶しているのは、小学6年生のときのある友人との出会いです。

その友人は2人おりまして、A君とB君としておきましょう。

A君は成績優秀、スポーツ万能の上、クラス(いや、学年全体かな)のリーダー的存在。クラスが一緒になったのは初めてで、それまでは存在を知りませんでした。(つまり、私自身がボーっと生きていたのだと思います。)
今から思いますと、彼は同世代の中でもませており(決して、早熟だけで終わる人ではありませんでしたが)、成績が優秀だけでなく、考え方も大人びておりました。加えて、大変ユニークな人でもありましたので、同世代の人を惹きつける多くのものを持っていたと思います。

対して、B君はクラスの中では全く目立たない人でした。が、彼には隠された秘密があり、なんと、クラスのほとんどが地元公立中学に進学する中、彼は県内の超難関私立校を目指す受験生であったのです。
B君のことは、母親が顔見知りだったことから、小学校低学年の頃には認識しておりました。しかし、一緒のクラスになるのは、6年生が初めてであったと思います。
彼が私立中学受験を目指していたことは、彼の合格を知った時に初めて知ったのですが、それまでは、「他の子よりも進んだ勉強をしている」「分厚い参考書を持っている」くらいしか知りませんでした。
思えば、他の子よりかなり進んだ勉強をしているのに、私立校受験をすることに気づいていなかったなんて、私自身は6年生でありながらどれだけ子供であったのかと今更ながら痛感させられます。

この6年生のときのクラスには、A君B君の他にも、私の初恋の人であるCさん(←どうでもよい付属情報ではなく、彼女も成績優秀、スポーツ万能の目立つ人で、私にとっての影響は大きかったと思います)、歴史大好きで、社会の授業の日本史だけ異常に張り切るD君など、学習環境として、個性豊かなメンバーが多かったように思います。

そのクラスのリーダーは文句なくA君だったのですが、私はA君のことをよく知らなかったため、6年1学期のホームルームで度肝を抜かれることになります。

お約束の学級委員決め。
時代といえば時代ですが、当時のお約束として、

先生「じゃあ、学級委員を決めるけど、立候補する人はいるかな?」
生徒 シーン
先生「じゃあ、誰か推薦をする人は。」…A
生徒「はい、〇〇さんがいいと思います。」…B
ABリピート
先生「では、推薦を受けた人の中から、投票で決めることにしましょう。」
投票で学級委員決まる
(参ったな〜、選ばれちゃったよ。)という素振りを見せながら、学級委員挨拶。

という流れがテンプレでした。(時代が伺えますね。)

しかし、私のクラスでは、

先生「じゃあ、学級委員を決めるけど、立候補する人はいるかな?」
A君「はい。」
先生「はい、A君。では、他にはいるかな?」
生徒 シーン
先生「では、男子はA君にお願いします。」
生徒 パチパチパチ

という感じで、5秒で男子の学級委員が決定しました。

同日だったか、後日だったか、私は初対面のA君に聞きました。

「ねえ、なんで学級委員に立候補したの?」

それに対するA君の答えは

「推薦になっても最終的にどうせ僕が選ばれると思ったから。なんかさ、時間の無駄になっちゃいけないと思って。」←(注) 決してキザな感じではありません。

もうね、私は「えー、こんな人が世の中にいるんだ!」と衝撃を受けたものでした。

そんな印象的な友人たちとの出会いが、ボーッと生きてきた私に変化を与えることになります。
(つづく)

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