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新たなモチベーションはどこから?

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前回記事のテーマ「モチベーション」がらみでもう少しお話したいことがあります。

チリ太郎が受験勉強をしていたとき、日々の勉強時間はかなり少ないものでした。
しかし、模試などの成績はそこそこ良い点数をとれていました。

こういう状況ですと、親なら誰でもこう思います。

「あまり勉強していなくてもそこそこ良い点がとれるなら、もっと勉強したらもっと良い成績がとれるのでは?」

つまり、

「今ゲームに充てている時間を無くせとは言わないまでも、もう2時間ばかり勉強にまわしてくれたら、もっとすごい成績がとれるのではないか?」

ということです。

この点、妻もよく言っていました。(今でも言っていますが)

妻:「チリ太郎がもっと本気になって勉強したら、もっともっとすごいことになるんじゃないかと思うんだよね。」

まあ、理論的には間違っていないと思います。

でも、ご想像のとおりなのですが、多くの場合はそう簡単に生活スタイルが転換されることはありません。
多くの場合は現状がその子のペースだからです。

また、何らかの働きかけでゲーム時間のうちの2時間が勉強時間に置き換わったとして、それで勉強時間が増えたなりの成果が出るかというと、これは疑わしいかなと思います。

植物の成長で言うところの、

水のやりすぎ、肥料のやりすぎ

みたいな話ですよね。

大人ならだれだって知っていることなのです。

でも、我が子のこととなると「待てない」「放っておけない」のですね。
私もそうでした。

子供の成長するペースに対して、親っていうのは圧倒的に無力です。
実は、「黙って見守った者勝ち」的なケースだってあるかもしれないぐらいです。

ただ1点、私の反省でもあるのですが、

「本当に黙って見守るのではなく、大切なことは思いだけ伝えておいた方がよかったかな…。」

と思うことはあります。

大切なことの例としては、

・(人間として)こんなふうに成長してほしい←これはよく伝えていた
・(学力面で)これぐらいの偏差値までは伸びるんじゃないかと思っている←これは言ったことがない
・(学業面で具体的に)親としてはこの学校に入ってくれたら嬉しい←これも、特に希望は無かったので言っていない

ほかにも、親から子に伝えたいことは山ほどありますが…。

あくまでも親の思いとして、
伝えたいことがあるなら、遠慮せずに伝えた方がよいかと思います。
この点については、私はやや慎重すぎたり、臆病であったかなと思います。

その言葉を聞いて、子供が共感するか、自分の考えと違うと拒否するかは自由です。

「そんなふうに思っていたなら言ってくれればよかったのに」

と後で言われるぐらいなら、何かのタイミングで伝えておいた方がよいかと思います。

子供の中に新たなモチベーションが生まれるとすれば、

親とか塾の先生とか、
大人とのコミュニケーションの中で生まれる可能性が高いかなと思います。

だから、コミュニケーションは大切にした方がよいですね。

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コメント

  1. ヒロ より:

    青ティさま

    こんにちは。
    今回の記事は「それうちも!」って思いながら読ませていただきました。

    我が家でも「少ない勉強時間、増やしたら成績上がる」問題は
    何度も議題に上がっております。
    その度に「なかなかそううまくはいかないよね〜」と妻と話しながら
    なんの結論にもいたらず今に至っておりました。
    というのも、今までうまく?回っていた
    勉強・サッカー・ゲームのサイクルを
    崩してしまうことのリスクを気にしていました。

    でも「黙って見守る」は難しいですね〜
    ついつい勉強に比重を置くようなこと言ってしまうんですよね。

    • 青ティ より:

      ヒロ様

      サッカー、いいですね! スポーツに取組まれるのはバランス的に最高です。ぜひ、勉強、スポーツ、遊びのバランスをキープしながらお子さんを見守ってください。
      中学受験はどうしても勉強に目が行きがちですが、どれかをゼロにするよりは3つのバランスを時期によって変えながら乗り切る方がよいと思います。(短期的にも長期的にも)特に6年前期はまだ焦る時期ではありませんしね。
      今回の記事はお子さんとのコミュニケーションをテーマにさせていただいたのですが、その中には「日々の小言」も含まれていると思います。
      我が家も振り返れば毎日同じことばかり言っていました。まあ、損な役回りは主に妻が担当して、夫婦でバランスをとっていたことになりますけどね(結果的に)。
      世の中には「勉強しろと言ったことがない」なんていう子もいるようですが、そういう例外を除けば基本的に声掛けは必須ですよね。
      親が「勉強、勉強」と言い続けることで家族全体のバランスがちょうど良くなるというケースも結構あると思います。

  2. ヒロ より:

    青ティ様

    たくさんの参考になるご意見ありがとうございます。
    6年生になりサッカーを辞めていくお子さんがいる中で
    うちはサッカーが無くなったら勉強もうまくいかなくなるという考えですので
    勉強・運動・遊びのバランスを第一に
    子供ができるだけ気持ちの良い環境を作っていきます!
    (声掛け[小言]も忘れずに)