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コロナ追試

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先日、開成中学の説明会に参加した際ですが、今年度の入試説明の中で、「新型コロナウィルスに罹患したり、濃厚接触者と判定されるなどで2月1日の試験が受けられない方のために、2月23日に追試を行う予定です」とおっしゃっていました。
もちろん、運用の詳細などは未定ですし、今後の情勢によっては、(例えば、新型コロナウィルス対応がインフルエンザ並の扱いになる等)別室受験に切り替わる可能性もあります。

背景には、文科省からの通知、要請等があるのだと思いますが、総合的には、受験者に寄り添った良い対応ですよね。
複数日受験を実施していない他の学校も、概ねこのようなやり方に統一されるのではないかと思います。

私が説明を受けていた教室では、このことに絡み、「具体的にはどのような手続きで追試が認められるのか」という質問をされた保護者がいらっしゃいました。(回答は、「校長、教頭ならば現時点で決まっていることはご説明できると思いますので、後ほど個別に聞いてみてください」というものでした。)
そう、一つ決まればその先が知りたくなるのが人情です。

私も、追試に関連していくつか疑問が湧いたのですが、受験当該年でない保護者が興味本位で聞くのはどうかと思い、質問は控えました。

私が疑問に思ったことというのは、

「合格者の選抜方法はどうなるのか?」ということです。

例えば、追試者が5名出たと想定し、これらの受験生は、2月1日受験で2月3日に合格が発表されている受験生に対して、どういう基準で合否が判定されるのか?
追試が同難易度の問題で実施されたとして、2/1受験生の最低合格点を上回れば、5人全員が合格となるのか? それとも、追試者の中だけで合格枠を設定して選抜するのか?

このあたりのところは、いずれ決定したら教えてくれるものなのか、そうでないのか?
いろいろと疑問や興味が湧いてきます。

加えて、開成中学にも「繰り上がり合格」が存在するようなのですが、繰り上げ待ちの受験生は、2月23日の追試の結果に左右されるのか否かという問題もあります。

現在の措置は「追試」という扱いで、実際に新型コロナ罹患や濃厚接触者認定となる受験生は多数にならない想定だと思います。
少人数の追試であれば、総合格者が少し増減しても、弾力的な運用で学級を維持していくことができるかもしれません。
しかし、追試者が数十名規模になった場合、それぞれの試験日での合格者の出し方はかなり難しくなります。

そんなこんなで、救済制度は良いことなのですが、選考方法に課題を残すことは間違いありませんので、学校側も頭を悩ませていることでしょう。

チリ太郎の受験は2022年ですが、2022年受験組が「我々の頃には通常に戻っているだろう」と考えているとすれば、私は少し楽観的かなと思います。
そうなって欲しくはありませんが、来年度の受験時には、同じ新型コロナ問題でも、今年度には想像していなかったような問題が起きる可能性が高いのではないでしょうか?
そう悲観したとしても、何か対策ができるわけではありませんが、私は今の段階で、「そういう心構え」で受験準備を進めるつもりです。

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