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ゲーム規制条例 疑惑に際して思うこと

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本日、ヤフーニュースを見ていたら、右側の「話題のキーワード」欄の1位に「192.168.7.21」と表示されていました。
「なんでIPアドレスが検索1位なんだ?」と思い調べてみますと、香川県のゲーム時間規制条例に関するものでした。

このニュースについては、すでにまとめサイトなどが作成されているので、詳しくはそちらを参照されることをお勧めします。

概要だけお伝えしますと、
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今年1月に話題となった、香川県の「ネット・ゲーム依存症対策条例案」。その内容は、子どものゲーム利用時間を平日1日60分/休日1日90分までとするものでした。
香川県は同条例案についてパブリックコメントを募集し、「賛成」が2269(84%)、「反対」が401(15%)、「その他」が16との結果を3月に公表しました。
この結果を受けて、「ネット・ゲーム依存症対策条例」は香川県議会で可決され、4月1日に施行。ただし、罰則などがない条例であったので、「(こんな条例をつくって)何がしたいのか」と実効性に疑問を持つ意見が多かったと記憶しています。
その後、パブリックコメントの詳細が検討委員に公表されました。問題はその中身で、賛成意見の大半が同一IPから送信されていたことがわかったのです。
この現象は(私は詳しいことはわかりませんが)、意見集約の方法により同一IPが表示されたというより、同じIPから同じ意見が大量に送信されたことによると解釈されているようです。
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このニュースについては、パブリックコメントの結果が公表された3月18日の時点で、記事として書こうかなと思ったのですが、受験と関係ない雑談になってしまうので、見送った記憶があります。

当時、もし記事化していたなら、私が書きたかったことは2点です。
まず、「パブリックコメントを条例可決のためのアリバイのように使うのは間違いだ!」ということ。
そして、「実効性がないにしろ、県民の自由を脅かす内容の条例にしては、議論が拙速だ!」ということです。

当時の気持ちとして、非常にもモヤモヤしたものがあったのですが、香川県内の話で自分には直接関係がありませんし、パブコメの意見は少なくとも県民の意思表示ともとれますので、「まあ、自分たちが必要だと思ったのなら、それも自由だよな」と自分を納得させました。
しかし、そのパブコメの内容に重大な疑惑があったなんて…。

私が言いたかった2つの主張のうち、1つ目はパブリックコメントというものの役割についてであり、小学生には難しい話でしたが、2つ目の主張については、チリ太郎にもニュースを見せながら話をした記憶があります。

青:「チリ太郎、こんなニュースがあるよ。ゲームは平日1時間、休日1時間半だってさ。」
チ:「えっ、短っ!」
青:「我が家は平日2時間、休日3時間が目安だから、破格の待遇だよね。」
チ:「そうだね(もう少しやりたいけど)。」
青:「まあ、全く守られていませんけどね。」
チ:「えへへ…。」
青:「ここからは真面目な話。こういうことってそれぞれの家庭で子供に言って聞かせるべきことで、香川県のようにスローガンのような条例をつくるのは大人として恥ずかしいことだと、おとさんは思う。」
チ:「はい。」
青:「おとさんもゲームは好きだけど、おとさんが仕事をせずにゲームばかりしてたり、仕事中もゲームのことが頭を離れないようになってしまったら、チリ太郎は困ることになるよね。」
チ:「そうだね。」
青:「チリ太郎は児童・生徒・学生と名前がつくうちは、勉強が仕事みたいなものです。ゲームを何時間しようが構わないけど、それは、勉強の息抜きや気分転換、趣味といえる範囲じゃないと困ります。おとさんの仕事と同じだよ。」
チ:「はい。」

先月の話だけど、チリ太郎は覚えてるかな…。(チリ太郎は都合の悪いことはきれいに忘れます。)

「子供は勉強が仕事だ」という指導には、違和感を持たれる方もいらっしゃると思います。しかし、私はいろいろ考えた結果、チリ太郎にはそう言い聞かせるようにしています。
この場合の「勉強」とは、狭義に「学校の成績等」ととられがちですが、広義に「人生に必要な様々な知識、経験を得ること」という意味で使っています。

そうそう、3月にこのニュースが報道された際、ほとんどのゲームメーカーがパブリックコメントに際して、「反対」の意見を提出したことも報じられましたが、どの意見も理路整然としており、納得するものばかりでした。
しかし、私の心を打ったのは私の時代のヒーローでもあるあの人のコメントです。

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もし条例などにする場合は、子供からビデオゲームを取り上げる事になるのですから、その他に遊べる場所などを用意しなければダメだと思います。

今の時代、公園に行ったとしても、ボール投げなどが規制されていたり、鬼ごっこで大声を出す事も禁止されていたりします。

まぁ、これらだけではありませんが、もっとそこら辺の環境を整えてからでなければ、子供達の逃げ場が無くなると思うんです。

そんな身体を使えない状況になった時、子供達はどこに行くのでしょう?

それはスマホやタブレットなどのネットになってしまうのではないでしょうか?

私は頭が決して良い方ではないので、難しい事は言えませんが、規制する前に、そんな環境作りをして貰いたいなと願うばかりです。

~高橋名人オフィシャルブログ 「16連射のつぶやき」 より抜粋~

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