妻:「チリ太郎の塾費用がそれなりの額でさ。」
青:「6年生だからね。ある程度はかかるでしょ。」
妻:「これから夏期講習だとか何だとか、さらにかかるんだけど。」
青:「そうだねぇ。」
妻:「NNとかさ、通ってるけど、チリ太郎の様子を見ていると、とても効果があると思えないんだよね…。」
青:「そう?(何か様子が変?!)」
妻:「あんな態度でやってて、お金の無駄。」
青:「(あっ、なんだか不貞腐れてる…)無駄ねぇ。」
妻:「無駄だよ。ちっとも言うことを聞かないし。」
青:「まあ、無駄だと言うならやめるかね。どうする? NNをやめる?」
「チリ太郎、NNはもう通わなくていいよ。来月からやめるから。」
チ:「えーっ、何で!」
青:「塾の費用はおかさんが出してるんだからね。おかさんが気に入らなかったら通えないよ。」
チ:「何でそうなるの!」
青:「塾でも通信教育でも、決められた通りできないなら無駄が出る。おかさんに無駄だと判断されたら、お金を出してもらえないよ。」
こんなやり取り、本当はしたくない。
費用のことをたてにして、子供を脅すようなやり方は好きじゃない。
でも、家族の中でバランスを取りながらやっていくためには、こういう手段しか無い場合があります。(私がそう判断しているだけですが…)
妻は、在宅勤務の時間が長い分チリ太郎と接する時間が長くなり、勉強のことでいろいろとストレスを溜め込むようです。
そして、チリ太郎も生返事ばかりですぐに行動に移さないという悪い癖があります。
私は、時にこんな心にもないことを子供にぶつけ、反省を促す場合があります。
あまりよい方法じゃないと思いますが、こういう流れになって妻が自暴自棄になってしまうと、チリ太郎に謝らせるしかありません。
本当に、もっと別な方法はないものかと思いますが、これが家族の関係性だから仕方がありません。
大して苦労もしていない私が、理想ばかり口にして、
「そういうやり方は教育上好ましくない」
「対話をして理解してもらう方法が一番よい」
なんてことを言おうものなら、一気に家族関係が破綻します。
他の方のブログを拝見していると、そういうセルフメンタルケアや行動の自制がしっかりできている方も大勢いらっしゃって、とても立派だなぁと思います。
でも、そういう「できる人」を見本にして自分が苦しくなってしまうくらいなら、「開き直ってできない人でいる」方がよいと思っています。
大人だって完成された人間ではありません。
あることがうまくできなくたって、ほかにたくさん良いところもあるのです。
結局、親も子供も成長しながら生きていくんですね。
多くのことに目をつぶりながら前進していくしかありません。