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ケアレスミスにつける薬

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タイトルに偽りありです。申し訳ありません。
今日はケアレスミスについて私が思うことを書くのですが、私は専門家ではありませんし、現在受験勉強中で「何らかしら有効なケアレスミス対策が書いてあるかも」と思って見に来た方には、最初に謝っておきたいと思います。

チリ太郎の中学受験の時、妻はチリ太郎が計算や漢字、一問一答形式の問題などの比較的簡単な問題で失点すると、

妻:「またケアレスミスが…。もったいない。」

と言っていましたし、塾の先生にもそんなことを相談していました。

正面を切って私の意見を言うと喧嘩になるかもしれないので言いませんでしたが、チリ太郎の場合、「もったいない失点」ではあるものの、「ケアレスミス」ではないだろうと思っていました。(私の見立てでは、知識不足、技術不足での失点です)

妻の考えもわかります。
チリ太郎は実生活では生活力に乏しく、時々軽率で不注意なところがある子でした。
こうした子がテストで簡単な間違いをすると、「少し慎重に考えていればできていたであろう問題」=「ケアレスミス」と判断しがちです。

ただ、私はこう思っていました。
「チリ太郎は実生活では不注意なところがあるけど、テストでは問題文を読めているし、あまり思い込みで解きにかからないタイプなので、どちらかというとケアレスミスをしにくいパーソナリティではないか」

チリ太郎のミスについては、確かに「事後に改めて解いたらできていた」みたいなこともありました。
でも、テストは時間の制約の中で、解ける問題、解けない問題を判断しながらの総合力勝負です。1問だけ切り出して冷静に解いたら正解であったというのは、本番と大きく条件が異なるのでどこまで参考にしてよいか…。まして、それをもって「ケアレスミス」とは言い切れません。
むしろ、「総合的な実力不足の中で発生した残念な失点」という評価が妥当だと思います。

では、ケアレスミスってなんでしょう?
私見ですが、「ケアレス」という言い訳じみた前置きが紛らわしいですね。誰がつけたのでしょうね?
私は単なるミス。ヒューマンエラーだと思っています。
ヒューマンエラーなので、誰にでも起こります。
しかし、出る人と出にくい人の差は間違いなくあります。

実は私、今でも仕事でよくミスをします。

チリ太郎とは真逆のタイプで、自分の経験に基づいて物事を決めつけてかかる傾向があるので、性格の面ではそこが良くないのではないかと思っています。

ケアレスミスという点では、私のようなタイプが一番危険なタイプだと思います。
本当にミスがなくならないです。
反省し、心を入れ替えたつもりでも、やっぱりミスは無くなりません。
仕事上では、経験と知識と技術を得たら少しはマシになりましたが、やっぱり他の人よりミスが多いです。
私は35歳を超えたあたりで、
「ミスをしないことより、他の部分を伸ばそう」
と開き直りましたね。

そんな私なので、「ケアレスミスについて語れ」と言われたなら、以下のようなことを思います。

・ミスの原因は性格的な要素が強い(80%ぐらいのイメージ)
・ミスの原因をメンタルな要素に求めるのはやめた方が良い
(集中力があればミスをしない、自信を得たらミスをしないみたいなやつです)
・ミスをなくすために血のにじむような努力はしない方がよい
・もし、ミスの発生頻度を人並みにしたいと思うなら、まず技術的なアプローチを試した方がよい
・大人でもそうなので、子供のミスを叱らない方がよい
・むしろ、ミスをしたことに気を向けさせない方がよい
・子供こそ、強みを伸ばす方向で指導した方がよい

日本式の考え方なのかわかりませんが、今の私の考えと一番遠いタイプの考えに

・ミスは自信の無さから発生する
・練習で9割しかできないことを、試合で完璧になどできない。
・だから、練習で10割できるようにしなければいけない

みたいな指導がありますね。

スポーツでの指導をイメージされる方が多いと思いますが、私の子供の頃は上記のような指導がよくされていました。

確かに、試合で良いパフォーマンスを出すために事前にできることといったら、練習が一番です。
ただ、間違えたくないのは、

「ミスをしないために練習をするのではない」

ということですね。

昔は試合でミスが出ると、その後の練習が懲罰的な反復練習になったりしたものです。

これ、本当に意味がありませんし、つまらないし、その時間を別の目的の練習に充てた方がよいのですよね。
最近は、そういうところは変わってきているのかもしれませんけど。

仕事でも勉強でもそうなのですが、

ミスを減らすことに囚われず、トータルのパフォーマンスを上げるために時間を使うべきです。
(注:仕事の場合は、ミスをなくすことが何よりも優先される職業もありますが)

学習の分野でも、「こういうのはやめた方がよいなぁ」と思うことがよくあります。

例えば、

「『誰よりも勉強した』という自信が当日の最高のパフォーマンスに繋がる」

みたいな理由で、やたらと長い時間勉強させるのは本当にやめた方がよいです。
(長期的なその子の成長を考えて)

そのようなことを言う指導者に限って

「誰よりも勉強した」というその中身は、単語や漢字の100回書き取りみたいな内容だったりするのです。
こういう種類の勉強も、やめた方がよいと思います。(稀に有効な場合もあるかもしれませんが)

これと同類で
「ミスがなく100点になるまで同じページをやってね」
「確認テストで100点がとれるよう勉強してきてね」

みたいな、100%で合格みたいな勉強法も注意が必要です。
無駄が多いですし、作業になりがちですし、何より面白くないです。

もし、私が有能な塾講師なら、確認テストでさえ「7割5分できて合格」の問題をつくりますね。場合によっては習っていないような応用問題も混ぜてそうします。
多分、その方がトータルの学力が上がるのだと思います。

「基礎固めのためには反復学習も必要だ」とおっしゃる方がいるかもしれません。

ただ、私は基礎固めという考え自体は否定しませんが、そのやり方(基礎の固め方)もいろいろと配慮した方がよいと思っています

勉強法はその子の目指すところに合ったものを考えるべきですが、ある程度の難関を目指す場合、結局は高校、大学受験まで見通して意味のある学習をしなければいけません。

その場合、1つのパターンの習得に熱心に取り組むより、「多種多様な問題に取り組み、思考力と知的好奇心を途切れさせないこと」を意識すべきかと思います。

素人の考える「ケアレスミス」対策というのは、「効果が怪しく」かつ「学習の意欲を低下させるようなつまらない方法」であることが多いと思います。

そんなことになるぐらいなら、

「ケアレスミスなど放っておけ」

というのが私の意見です。

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