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模試の手応えと子の特性

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チリ太郎は先週末に2つの模試を受験しました。それぞれの出来栄えについて、本人のコメントは…、

〇8/28サピックス夏期講習マンスリー実力テスト

チ:「まあ、普通にできました。」

青:「へぇ、空欄になった問題とかなかったの?」

チ:「国語の漢字1問と言葉の意味の何問か、あと、長めの記述は空欄です。」

青:「まあ、いつもどおりだけど、漢字や語彙問題は100点にしたいね。」

〇8/29NN駒東オープン模試(第4回)

チ:「国語はいつもより解答を埋められたかな。あとは普通です。」

青:「進歩したならいいことだね。他の教科はできた方かな?」

チ:「うーん、どれくらいで『できた』と言えるのかわからないからなぁ。」

ということで、今一つはっきりしません。

レベルの低い話ですが、塾で何度も定期テストなどをしている子は、その経験の蓄積から「できた、できなかった」と判断することができると思いますが、チリ太郎の場合、それなりに模試は受けているものの、テストの出来の評価という面では経験値が不足しています。

ただ、チリ太郎には感心すべきところが1点ありまして、

過去の模試の結果を見ていただければわかると思いますが、4科総合で大コケすることが少ないですね。
サピックスの夏期講習に通わせてみて思ったのは、チリ太郎は復習を真面目にコツコツとやらないので、範囲限定の復習テスト的なもの、暗記ものにはあまり強くないのです。
ただ、範囲が広い初見のテストをやらせると、教科ごとで出来不出来はあるのですが、総合では比較的安定した成績を取ることが多いです。

ですので、今回も普段とあまり変わらない成績に落ち着くのではないかと予想しています。

チリ太郎を見ていると、親と子でこんなにも違うのかって思うことがあります。

私は過去の自分を振り返ってみたとき、「ずっと暗記型の勉強をしていたな」って思います。

特に、苦手にしていた算数(数学)については記憶やパターンで対処していたなと思います。

そんな私の戦略は、
1. 基本の解法の型を勉強する
2. 応用バージョン(基本の型を少し変形するもの)を勉強する
3. なるべく多くの問題に接し、問題の経験値を増やす
4. 同じ問題を何回か解いて、記憶を定着させる

こんな感じです。

こういう学習法ですと、経験のある問題は解けるのですが、完全に初見の問題は手が出ないことが多かったです。

算数(数学)が得意な理系の子は、
「こうやって解けばいいんじゃない?」
なんて簡単に言うのですが、私からすると、

「過去に経験のない問題に対してその場でひらめくなんて、才能としか言いようがない」
という思いでした。

チリ太郎はどちらかと言うと、この算数が得意だった子のパターンというか、その時に出た問題をちゃんと考えて答えを導き出しているなと思います。

この方法ですと、いちいち考えるので問題を解くのに時間がかかる欠点もあるのですが、私は小学生のうちはこのやり方の方がよいと思いますので、そのまま放置しています。

チリ太郎と自分の違いを見るにつけ、

親が自分の経験ややり方、考え方を子供に押し付けることほど危険なことは無いと思います。

チリ太郎はきっと、私が変な指導をしなければ、学業の面では間違いなく私などより遥かに優秀な成績を収めると思います。

目先の得点、目先の合格に拘ることが必要なケースもあるでしょうが、小学生のうちは伸びやかさ、個性なども尊重したいものです。

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