先日、話題の「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を観てきました。
以前から気にはなっていたのですが、公開日あたりはかなりの人気で混雑が目に見えていました。
最近、チリ太郎のクラスで観に行った子がいるらしいとの情報を得て、中学2年生が見ても十分楽しめる内容なのだろうと想像し、今がタイミングだと思ったのです。
チリ太郎自身、映画を見るのが好きというタイプではないので、すごく乗り気というほどではありませんでした。
しかし、何しろマリオ系のゲームはかなりやり込んでいるチリ太郎ですので、絶対に何らかの興味・感想を持つだろう思い、積極的に誘ってみました。
以前にも記事にしたのですが、チリ太郎はもう少しテレビとか映画とか、そういうものに興味を持った方がよいと思っていて、その延長で本や雑誌などと興味を広げていって欲しいと思っています。
ですので、こういう「気に入ってもらえそうな映画が上映されている」というのは千載一遇のチャンスなのですよね。(そう思っているのは私だけかもしれませんが…)
以前、チリ太郎と「えんとつ町のプペル」を観に行った時、チリ太郎は映画1本分の集中力が持続しない様子でした。
ゲームやYouTubeだと5時間でも6時間でも続けられるのですが、映画やテレビドラマのようにストーリーのあるものは途中で飽きがくるのでしょうかね。
その頃(小学5年生2月)に比べると、チリ太郎もかなり成長しました。
1時間のテレビドラマも普通に家族で楽しめるようになりましたし、その点、忍耐力というのですかね、そういうものが身についてきた感があります。
馴染みのあるマリオの映画ですし、今回はちゃんと最後まで楽しんでくれるだろうと思いました。(上映時間は1時間半ほどと、普通の映画より短めな点も好都合です)
今回、かなり人気は落ち着いたとはいえ、1日の上映回数自体も減っているので、席の確保が怪しいと思いました。そこで、妻にお願いして事前に席をオンライン予約してもらいました。
我々世代にとっても、映画鑑賞は立派な社会科学習になるもので…
妻:「そうか、最近の映画館はチケットレスなのだな。事前予約は理解できたが、どこでチケットをもぎってくれるかと思ってしまったよ」
青:「バーコードをかざす方式だから、コンサートやスポーツ観戦でも導入されていそうだよね。慣れないとオドオドしてしまって恰好悪いね」
妻:「よく考えてみたら、私が映画館に来るのは『残穢(ざんえ)-住んではいけない部屋-』以来だよ。チリ太郎さんが小学生になる前だ」
青:「まあ、ホラーにしか興味持たないから来る機会も少なくなるよ、そりゃ」
などと話しつつ、家族で横に並んで映画を観ました。
館内はお子様連れが多かったのですが、カップルもいらっしゃいましたし、幅広い世代に支持されているというこの映画の触れ込みは本当のようでした。
できたら「字幕版を」と思っていましたが、日中の時間は「吹き替え版」しか上映されていなかったので、1日のスケジュールを考えて「吹き替え版」を観ました。ただ、最近よくある役者を起用した吹き替えではなく、しっかりとした声優さんを起用していたので、映画としては「吹き替え版」で良かったと観終わった後に思いました。
チリ太郎の反応です。
静かに映画を観ていましたが、前のように途中で集中が切れるということもなく、また、途中でクスクス笑っていました。
妻や私よりもマリオキャラクターに詳しいので、あとで聞いてみたら「あのキャラクターはレアだけど出ていた、出てこないのもいたな」というような話をしていました。
観終わった後に昼食を取りながら、
「あそこの場面はどういうことだったのか?」
「そもそもゲーム登場時の設定はどうだったっけ?」
というように、感想も少し広がりがありました。
知っているキャラクターの映画ですからストーリーにも興味を持ちやすく、そこから先の展開とか、キャラクターの背景とか、私が期待したようなインスピレーションを持ってくれたようです。
こういうことに慣れてくれば、初めて見た映画、初めて見た登場人物でも、瞬時に設定を読み取って、自分の中で想像を組み立てて、ストーリーを理解・解釈できるようになってきます。
なんでもかんでも受験勉強に繋げるつもりはありませんが、そういう能力って、国語などでは必須の能力ですよね。
妻は映画を観るとほぼ間違いなく「プログラムを購入する派」なのですが、今回も購入していました。
チリ太郎にも教えてあげました。
青:「映画館ではその映画のプログラムっていうのを販売していて、映画を観た記念にもなるし、その映画の製作秘話とか、そういう補足情報が書いてあって、後で映画の内容を思い返して楽しむのに役立つんだよ」
チ:「そうなんだ」
チリ太郎は帰宅してさっそくプログラムを開いていましたが、割とすぐに読み終わって閉じていました。
どうも、攻略本のようにマリオキャラクターの補足情報がたくさん記載されていると思ったみたいです。
プログラムを楽しんで読めるようになれば映画上級者に近いですが、さすがにその道は遠そうです。