昨日、チリ太郎と2人で映画を観に行きました。
「煙突町のプペル」という作品です。
ちなみに、チリ太郎は生まれてこの方、映画というものを見たことがありませんし、長編(ここでは1時間超)のアニメやドラマは、テレビ・DVDでも見たことがありません。
Youtubeは許可したら何時間でも見ると思うのですが、筋を追って展開する長めの物語をあまり好まないのです。
親としては少々心配なこともあり、また、社会勉強にもなりますので、チリ太郎を映画に誘ってみました。
前日(土曜)の夜
青:「チリ太郎、明日の昼さ、映画観に行かない? 行ったことないでしょ、映画館。」
チ:「え…。」
青:「きっと楽しいと思うよ。」
チ:「…。」
妻:「何だっ! 普段おとさんはチリ太郎のために毎日桃鉄に付き合ってくれてるのに、こんなときは回答を渋るのか!」
青:(桃鉄は一緒に楽しんでるだけだけど…。)
青:「無理にとは言わないけど、楽しいと思うよ。」
チ:「じゃあ、行ってみようかな…。」
渋々感満載ではありましたが、なんとか承諾を取り付けました。
ちなみに、妻はついてきません。
妻:「『煙突町の…』ってあれだろ? あいつが作ったやつ」
青:「だれか有名な監督さんだっけ?」←事前情報無く、作品紹介のみで観に行こうと思いついた人。
妻:「あいつだよ、あの、元芸人で絵本か何か描いてるやつ。」
青:「ああっ、キンコンの西野? あの人の作品なんだ。へー。」←本当に知らなかった人
妻:「まあ、アニメに1800円使うのは気が進まないから、私はパスするよ。」←夫と子供不在の自由時間を満喫する気満々の人
青:「そうかー、じゃあ2人で行ってくるよ。」
受験勉強が本格化すれば、こうしたささやかな娯楽の時間さえ少なくなるでしょう。
まして、「行ったことないだろうから」、「社会勉強も兼ねて」程度の理由で貴重な時間を割くなんて、本番が近づくほどに難しくなるでしょう。行くなら今だと思いました。
チリ太郎の様子
・タブレットと任天堂Switch持参←やけに重装備!
・おやつに炭酸ジュースとグミ購入←音が出ないお菓子はOKでしょう
・映画開始45分で限界に達し、「ちょっと、疲れたなぁとつぶやく」
・気分転換と称し、タブレットでパズドラを始める←音声は切ってます
・そのうち、タブレットにイヤホンを装着し、別のゲームを始める
・映画開始60分、青ティに促されてゲームをやめる
・映画開始75分、トイレのために席を立つ
・トイレから帰ってきた後は最後まで鑑賞
妻がいなくてよかったです。
映画の途中にタブレットなぞ見ていたら、妻は大激怒です。
まして、事前にも確認したのに途中でトイレに立つなんて、妻は許しません。
まあ、妻の感覚は一般的には正しいし、叱って当然の場面なのです。
ただ、チリ太郎にとって映画観賞はハードルが高いものでしたし、私はよほどのことがない限り、叱ることはしないよう心に決めていました。
初めての映画館を悪い思い出にしたくなかったのです。
映画自体はとても良かったですね。
2、3度、感動でグッと込み上げるシーンがありました。
主人公の声は芦田愛菜ちゃん。これは良かった。
↑「受験生の親は芦田愛菜ちゃん好き」説提唱者
プペルの声は俳優の窪田正孝さん。これはものすごく良かった!
チリ太郎、タブレットでゲームをしながらでしたが、映画の筋はしっかり追えていたようです。ゲームをしながらも、スクリーンはチラチラ見てたんですね。
普段、ゲームの話しかしないチリ太郎ですが、映画館からの帰りには少し映画の中の話をしていました。←普通の子には当然のことですが
いろいろと問題アリでしたが、チリ太郎は無事に映画館デビューを果たすことができました。
これを経験として、2、3年したら友達や彼女と行くようになってほしいですね。
もちろん、その頃までには、マナーも人並みに身に付けてほしいところです。