昨日のことですが、私は仕事がありまして、いつものように電車で通勤しておりました。
休日の朝なので余裕で座れるくらい空いていたのですが、途中駅でどどっと人が増え、座席は満席となりました。
向いの席に母娘が並んで座っていたのですが、娘さんがノートやら問題集やらを見ています。
『おっ、受験生か』
すると、お母様も参考書か解答集を広げ、横から指導をし始めました。
お母様は見るからに神経質そうな方で、娘さんはおとなしそうな子でした。
お母様はまあまあ大きな声で、
「これが毎秒××でしょ? じゃあここはどうなるの?」
「ああ、そういう方法もあるわね。その場合、こちらはどうなるの?」
等、おもいっきり問題の解説を始めたので、
『いや、強烈だなぁ~』
なんて思ってみていました。
そのうち、
『妙に熱心だな。今日はどこかの塾で模試でもあるのかな…』
と気になり、検索をしてみたところ、11月8日は四谷大塚の合不合判定テストがあるのだとわかりました。
https://www.yotsuyaotsuka.com/exam/goufugou/
そうすると、あの娘さんは6年生ということになります。
全6回開催の合不合判定も5回目で、熱が入るのも当然かもしれません。
その母娘は偶然にも私と同じ乗換駅で降り、私の通勤経路とは反対方向のホームに行きました。
乗換駅では、歩きながら参考書を読む男の子とすれ違ったため、
『あれっ、四谷大塚の合不合判定テストって会場はどこなんだろう?』
と気になり、再度HPを調べました。
驚いたのですが、首都圏の有名私立学校が会場になっているのですね。
首都圏だけでも相当な数ですので、受験生も自宅の最寄りというより、将来的に自分が受験するかもしれない学校があれば、そちらを会場に選ぶのでしょう。
『そうすると、私とすれ違った男の子はあの学校、あの娘さんはあの学校かな…』
なんて想像しながら、
『そうか、チリ太郎は来年なんだよな』
と思いました。
チリ太郎は、電車の移動時間はゲームをやる時間だと思っているくらい呑気で、昨日出会った子達とは随分違いがあります。
これが、5年生と6年生の差なのか、子供の性格の差なのか…。