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適量を見極める

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この夏に引越しをした青ティ家。

我が家の引越しではかつて住んでいた狭い家には想像もできない量の荷物があり、引越し屋さんも驚いていました。(呆れていたが正しいかもしれない)
それこそ、当初の見積で段ボール50箱もあれば足りるとしていたところ、梱包時に担当の方が

担:これじゃあ全然足りないわ…。

と、早々に追加オーダーを入れに行くほどでした。

私も妻も、そしてチリ太郎もそうですが、基本的に「捨てられない人」です。

実際、チリ太郎のランドセルとか、図工の作品とか、書初めの半紙とか、そんなものがまだとってあります。
もちろん、チリ太郎の中学受験時のテキストやプリント、模試の答案なども残っています。
テキストは確実に売れるものをメルカリに出したのですが、「多分売れる」程度のものは面倒臭くて保留のままという感じです。

そんなふうにものに溢れる我が家です。
ただ、チリ太郎の中学受験時から感じていたことですが、

チリ太郎の中学受験時のテキスト・プリント類は意外と少ないです。

他の方のブログで、特にサピックス生などは受験後に「テキストタワー」と記念撮影なんてのを目にします。
新小4生の頃から通塾していると、積み上げたテキスト・プリント類は子の身長を超え、(実際には安定せず積み上げられないと思いますが)実測で天井にも届くほどの量になるらしいです。

それぐらいの量になると、子の努力が物量として見えて感慨深いものがあるでしょうね。

これは私の想像ですが、サピックスと言えば「スパイラル学習」ですから、教材も分野を何周もするということで、その分だけ量も凄いのでしょうね。
例えば、厳選した1冊の参考書をボロボロになるまで勉強するのも勲章ですが、読んだ分だけ紙の量が増えるとしたら、それこそ子の努力を比較的正確に「見える化」しているとも言えますよね。

話は戻りまして。

そうしたサピックス生の逸話と比較すれば、チリ太郎の中学受験のプリント類は驚くほど少ない。量で比較するなら、「膝は超えるが腰までいかない」程度でしょうね。

であれば、チリ太郎が「1冊の参考書をボロボロになるまで勉強」するようなスタイルだったかというと、それも違います。
まあとにかく、1度やったものはほとんど見ない。模試も解きっぱなしで復習しない。
そんな子でした。

一体、どのようにして学力を高めていたのか?
どのようにして合格を手繰り寄せたのか?

基本的に、吸収力の高い子であったことは間違いないと思います。
国語以外の教科で何度も同じ説明をしたことはありませんでしたし、そこは親も塾の先生も苦労はなかったでしょう。
(勉強をするように促したり、ゲーム時間を制限するのには苦労しましたが…)

また、親には見えない部分ではありますが、学校も含めて「授業や講義」で理解しきることができていたのだろうとも思います。

そうしたことを考え合わせると、
・そういうタイプの子と「早稲アカのNN」との相性は良い
・志望校のランクについて、高望みしすぎないことも重要
・上記の結果として、低ストレスで省エネな中学受験となる

ということかなと思います。

何にせよ、低ストレスな受験がよいです。
中学受験で燃え尽きてもらっては困るわけですから。

身の丈を超える量のプリント群を、受験後に誇れるようならまだよいのです。
しかし、やっているそばから押しつぶされてしまう子もいるはずです。

集団指導塾は基本的に個人に合わせて教材の量を調整はしません。
家庭では、教材が配られれば覚えなければいけないものだと判断します。
そのようにして個人の処理能力を超えてしまっているケースは意外と多いのではないかと思います。

そうした勉強に追われる状況に圧迫感を感じている子がいたとしたら、燃え尽きと同様に注意が必要だと思います。

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