これを「受験年を迎える準備の第3弾」といってよいのかわかりませんが…。
チリ太郎のゲーム・動画視聴が自己管理できずに目に余ったので、図らずも、一定の規制を加えることになりました。
もちろん、何日も前から、何度も注意をしてきたのですが、結局、改善されませんでした。
我が家のゲーム・動画視聴基本ルールは、
・平日2Hまで、休日は3Hまで
・動画は1回30分、任天堂Switchは1回45分が限度
・開始時間はホワイトボードに記録し、時間はタイマーで測る
こんな感じでした。
基本的に、ゲームや動画視聴に関して、親が直接関与することはなく、決められたルールの中で、自分で管理することにしていました。
ただ、ゲームに限らない話ですが、「自己管理で」とした場合、少々のことでは親は口を出さない胆力が求められます。
我が家の場合、結局は親(主に妻)がイライラの壁を越えられなかったということですね。
チリ太郎の問題点は以下の2点です。
1.(勉強など)その日にやるべきことよりもゲームを優先する
2.ゲームや動画の時間を細切れにし、その都度少しだけ時間をオーバーする
1.は、ゲームを先にやって勉強を後にすると疲れで勉強の効率が落ちますし、また、勉強が夕飯などの時間に食い込み、家族が待たされる不都合も頻発します。
2.は、1日の総時間を守っている体でも、1回のゲーム時間を15分など細切れにし、その都度5分程度オーバーすると、実質、総時間を守っていないことと同じになってしまいます。
協議の結果、「自己管理方式は無理だったので、しばらくは端末を妻が管理し、妻に許可を得てゲーム・動画視聴をする」ということにしました。
具体的には、
・動画視聴やスマホゲームをするタブレットは、日中、妻が保管し、1日の学習を終えてから渡す
・任天堂Switchiはアプリでタイマーを設定し、アラームがなるよう設定して遊ぶ
なんといいますか、この変更は親にとっても少々の敗北感がありました。
しかし、やってみたらやってみたで、親にとっても、子供にとっても、ストレスが減って良好な状態となりました。
私自身は薄々感じていたことですが、何事も「身の丈にあった手段をとる」というのは重要です。
チリ太郎にとっては、いちいち親が管理するということが、「身の丈に合った方法」だったのです。
親というのは、「こうあって欲しい」という理想を持っています。
その理想に従えば、
新6年生といえば受験年だ
受験年になれば勉強量も増え、自由時間も減るはずだ
そうなれば、特段の注意をしなくてもゲーム時間はおのずと減るはずだ
結論として、自ら考えて行動したらゲーム時間は少なくなるはずだ。
というようなことになります。
ただ、こんな理想の通りに自らを律することができる小学生が、果たしているのかということですね。
ある程度の時間があるのであれば、理想を掲げて行動させ、敢えて試行錯誤させる指導方法もあります。ただ、受験年という限られた期間の中では、親は現実に即した方法をとるべきだと思います。
今回はゲーム・動画の件ですが、勉強についてもその他のことでも全く同じで、「親の考え」と「子の気持ち」と「本人の能力」の中で、アンバランスを無くしていくことが重要ですね。