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頭の片隅に

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先日ご紹介した朝日小学生新聞の特集ですが、この記事を見ながら、チリ太郎と以下のようなやりとりをしました。

青:「チリ太郎、この記事見た? いろんな中学校の紹介が載ってるよ。」

チ:「ほんとだ。」

青:「この特集は4回あるみたいだし、紹介されるのは数ある中学校の一部に過ぎないだろうけどね。」

チ:「そうなんだ。公立の小学校も紹介されるのかな。」

青:「国立、都立、区・市立は紹介されないと思うよ。これは紹介でもあり、広告でもあるから、朝小新聞に広告掲載料を払える私立学校だけが掲載されるのだと思うよ。」

チ:「そうなんだ。」

青:「特集の第1回は有名な中学校ばかりだね。ほら、開成中学とか、駒場東邦中学とか、学校説明会や文化祭の日程も掲載してるね。」

チ:「その学校の様子とかはさ、文化祭とか見に行くとよくわかるんだよね。」

青:「おぉ! よく知ってるじゃん。どうしてそう思うの?」

チ:「文化祭だと、いろんな教室を直接見て回れるし。」

青:「なるほど、そうだね。時期が来たらいくつか見に行こうね。」

また、たまたま同じ日、日本語運用能力テストを実施して、アンケートを記載させていたとき。

チ:「『このテストは役立ちそうか』だって。」
↑ブツブツ言いながら記入する癖

チ:「これはさ、きっと役立つよね、中学受験とかする人には。」

青:「有用な内容だったんだ。」

チ:「まあ、僕はまだ中学受験するとは決めてないけど、そう予定してる人には役に立つよ、きっと。」

青:「じゃあ、アンケートには思ったことをそのまま書いていいよ。」

というような具合に、私から特に働きかけをしたわけではありませんが、中学受験のことは頭の片隅にはあるようです。

よい傾向です。

最後には自分で決断してもらう必要がありますので、精神的に幼いチリ太郎には難しいかもしれませんが、じっくり考えて、納得のいく結論を出してもらいたいです。

ただ、1点、私自身に反省すべき点がありました。

私はこれまで、中学受験の勉強というのは、とても辛く、それなりに長く、犠牲にするものも多いということばかり過剰に考えていました。
その思いが強かったゆえに、チリ太郎に受験を勧めるのに、慎重すぎるところがあったかと思います。

しかし、以下のようにシンプルに考えれば、そんなに気を遣うことではなかったのです。

・自分の通いたい中学校は選ぶことができる。しかも、様々な特色ある学校から選ぶことができる。
・選べるっていうことは素晴らしいこと。結果として公立に通うとしても、選べることを知った上で判断すべき。そうでなければもったいない。
・ただし、人気のある学校は、入学するのに競争がある。試験に合格しなければ入れない。

そう。私立中学も、都立中高一貫校も
「一生懸命勉強して、良い学校を目指してみない?」
ではなく、

「どんな人でも、行きたい学校を選べる。」
「でも、行きたい学校によって、入学する条件が異なる。」

というふうに選択肢を提示するだけでよかったんだなと思いました。

小学校3年生ぐらいだと、選択肢を提示するだけではピンとこないかもしれません。
でも、受験勉強は5年生の秋頃からでよいと思えば、割と自然な形で子供に説明できるはずです。

こうした自然な対話をしにくくしているのは、受験勉強の早期化を煽る大手塾なのかもしれませんね。

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