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望ましい沈静化の流れ

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チリ太郎の中学受験から3年がたち、徐々に中学受験の記憶や興味が薄れてきていますが、この時期は市進学院の出願状況などをチラチラ見て、各学校の応募者の動静などを確認しています。
と言いましても、既に個別の学校にフォーカスして、人気が上がっている下がっているというようなことを論じるエネルギーはありません。そうした分析は得意な方が書く記事が一番面白いですから、私のような凡人はそうした方々の解説を聞くことに専念するべきと思っています。

とはいえ、近年の志願状況などを見ていて1つだけ申し上げたいことがあります。

男女御三家等、既に一定の支持を得ている学校の人気に拍車が懸かるというようなことは、今後は起こりにくく、従来トップ層に集まっていた人気が、徐々に準トップ層や中堅の学校へ流れていくことになる。
そんな大きな流れを感じます。

この流れは至って正常なもので、各ご家庭の判断というものが非常に冷静かつ合理的になってきているのかなと想像しています。

中学受験は決して天下一武道会ではないですから。
実力があるからといって、決してトップを目指さなければならないものではありません。
もちろん、学力を上げるモチベーションの1つとして、偏差値に拘るということもあろうかと思います。
ただ、本質的には受験というのは「学校選び」ですから、その時点の学力の範囲で行きたい学校を選べばよいのです。
偏差値上位の学校にしか良い学校が無いなんてことはありませんし、むしろ、探せばよい学校なんていくらでもありますからね。

チリ太郎の受験が終わった2023年頃、「ゆる受験」という言葉が少し話題になりました。
当時、諸々賛否の意見を目にしましたが、私は考え方は間違っていないかなと思っていました。
近年見られる現象は、どちらかと言えば受験勉強・受験競争が沈静化する「ゆる受験」化なのかなと感じています。まあ、受験勉強自体は相変わらず厳しカリキュラムで進みますので、「ゆる」という雰囲気はないでしょうけどね。

それでも、志望校選びの面では、「中学受験をするからにはトップを目指せ、御三家を目指せ」みたいな雰囲気はかなり薄れてきているでしょう。

望ましい流れですね。
それでいいと思います。

一番大事なのは、親も子も余力を持って中学校に入学することです。
同時に、一番避けたいのは、親も子も訳も分からない中で「受験勉強を頑張らなければならない」という流れに巻き込まれてしまうことです。

中学校に入り、高校への進学していく中で、「頑張らなければならない」シーンはいくつも出てきます。
子供自身が理解した上で、納得した上で努力をすることが何よりも重要です。

そういう意味では、

中学受験を特別に大きな区切りと考えず、認知力が向上する中高以降に努力を教えていく方が、子供の成長には良いのではないかと思っています。

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