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子供のデコボコにどう合わせるか

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本日は前回の記事の補足的な記事です。

チリ太郎の受験を、「理解力の限界点」、「記憶力の限界点」とその成長という観点で振り返ったとき、

算数においては、

「理解力の限界点が最初からかなり高かったのだろう」

ということをまず思います。

チリ太郎は受験期間中、算数の問題に関しては「わからない」と言うことがほぼありませんでした。

もちろん、解けない問題は山ほどあったのですが、付属の解説を読めば一人で理解できたので、「解説を読んでもわからないから詳しく教える」ということが全くありませんでした。(とはいえ、頼まれても青ティには説明などできなかったと思いますが)

また、解けない問題について、どこまで自分で考えどこで答えを見るかという時間配分も、完全にチリ太郎に任せていました。

こういう点に関しては、私が算数・数学を苦手としているだけに、

青:「すごい才能だなぁ」

と我が子ながら感心して見ていました。

まあ、それを前提にさらに磨きをかけるのが最上位を目指す受験であると思いますが、私はそこまでは求めませんでした。
本人が志望校受験に際して同教科に自信が持てていていれば十分。それ以上の努力や演習を求める必要はないというスタンスでした。

一方でこれと対極にあったのが「国語」ですね。

これは、親がサポートするにするに際しても、

チ:「ちょっと国語やるので、こっちで見ててください。」

と、見守りを要求されるような状態でした。

妻がよく、

妻:「この見守りは必要か? これ、なんの時間だ?」

とこぼしていましたが…。

まあ、そんな具合に、「理解力の限界点」が相当低かったので、何事においても一人でやりきるのが難しい状態でした。
ですので、国語については、基本的に青ティが家にいる時間に家庭学習に取り組むようにしていました。
本当に、いられるだけ傍にいましたね。

そんなことを続けながら、チリ太郎は最後の最後で「国語の記述力」が少しだけ伸びました。

ただ、私はこの成長は、それまでの努力が結実して「理解力の限界点」を押し上げたというより、チリ太郎が人間的に成長したことでそれが自然に上昇したのだと考えています。
つまり、放っておいても、6年生の受験直前時期ぐらいにはある程度できるようになっていただろうということです。
(とはいえ、受験期に苦手教科を放置するということは、どんな親にもできないことだと思いますが)

算数、国語と共にもう1つ思い出されるのは、

「記憶力の限界点」は意外と低めだったということです。

決して物覚えが悪い方ではなかったチリ太郎ですが、所謂「暗記」のような勉強法には根気よく取り組むことができませんでした。
「覚えること」に限界があるというより、「覚える」学習が続かないというんでしょうかね。
本当にそういった学習に対しては集中力がありませんでした。

コアプラスなどは割と気に入って読んでいましたが、それでも1日に6ページぐらい読むと

チ:「ふぅ、疲れたなぁ…」

と言って「今日の分はおしまい」的な雰囲気を出していました。
(コアプラスが単なる暗記教材かという議論は横に置きます)

その他、社会の年号とかも全く覚えませんでしたね。

ちょっと衝撃だったのは、駒東受験の2日前ぐらいですかね。

青:「チリ太郎、今日こそ少しは勉強しておこうよ。」

チ:「そうだね。今日は社会をやろうと思ってます。」

青:「やっぱり、直前は理社だよね。いいと思うよ。」

チ:「駒東の社会はね、年号と絡めた問題も出るから、年号も覚えておかなきゃね。」

青:「(えっ、これから年号始めます的な感じ…?)」

まあ、自分で「やった方がよい」と気づいたのはよいのですが、本番の2日前にやることですかって話ですよね。
サピックス生でしたら、6年の夏までで完成されていそうな暗記事項ですが…。

まあ、そんな調子で、チリ太郎の場合は「機械的に覚える」ということに対して少し弱い部分があり、「やっぱりやった方がいいな」と思えるようになるまで、真剣に取り組めなかった印象があります。

こんなふうに、1人の子供を例にとってもデコボコがあります。

そうしたデコボコに合わせて勉強の仕方を変えるということは、どのご家庭でも意識しておられると思います。
私が前の記事で申し上げたかったことは、

「意外と時間が解決することもあるかもしれない」

ということです。

チリ太郎でいえば、国語や社会。
苦手要素がある教科だけに、「ちょっとずつで良いから伸びて欲しい。努力の成果が表れて欲しい」というのが親心です。
しかし、往々にしてそんなに順調には伸びません。
それどころか、

忘れた頃に伸びる。
時間がそれを解決してくれる。

ということもあります。

ですので、そういう分野こそ、辛抱強く成長を待つ気構えが必要だと言いたいわけです。

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