いよいよ明日から国立大学の2次試験ですね。
大学受験は勉強期間も長いですし、推薦入試、共通テスト、私大入試、国公立入試前・中・後期と試験自体も長いです。
メンタルの維持も大変ですし、努力をキープし続けるのも大変だと思います。
チリ太郎は来年度から高校生になります。
本人にはそういう意識はありませんが、親の方はそろそろ大学受験を意識しておかなければいけません。
つい最近、高校受験の都立入試が行われましたが、同じ世代の子はこれから高校生活に胸を膨らませ、フレッシュな気持ちで高校生活を迎えます。
対して、中高一貫校生はカリキュラムのアドバンテージはあるものの、中弛み、好ましくない生活サイクルへの慣れなど、いろいろ注意すべき点があります。
そうした注意すべきものと決別すべく、高校入試組と同様にフレッシュな気持ちを持てたらよいのですけどね。
チリ太郎の中高一貫生活は、勉強の面では順調にきているかなと思っています。
普段、全く家庭学習をしないのですが、学校での成績で重視している実力テストの結果では、ジリジリと成績を伸ばしています。
家庭学習の量が足りないので浮き沈みはあるのですが、授業に置いていかれているというほどの教科も無く、まあ、学校のカリキュラムのペースには乗れていると思います。それが一番重要なチェックポイントだと思います。
私自身は教育の専門家でもなんでもありませんが、大学受験に向けた勉強ってこういう要素から成り立っているというイメージがあります。
それは、「理解力」「思考力」「演習」「暗記」の総合力という考え方です。
この中で、「理解力」と「思考力」は先天的なものがありますが、これが優れていることで学校での授業の吸収力がかなり変わってきます。
チリ太郎もそうですが、中学受験組というのはこのあたりの能力が一定程度ある層だと考えてよいと思います。ですので、授業を理解吸収しようという姿勢さえあれば、その学校のカリキュラムなりの伸びはみせるはずです。
逆に、これは現状のチリ太郎に足りていないところですが、「演習」や「暗記」というのは大学受験に向けて必須の要素です。
私立学校といえども受験予備校ではありませんので、大学受験に必要な知識、技術を授業時間に手取り足取り指導してくれることなんてありません。どうしても「これぐらいは各自でやってね」という部分があります。
そうした事項をどの程度自主的にできるかですね。
多分、そういう要素って高校に入ったらますます増えていくと思いますので、中学時代は「ノー勉」でいけていたものが、知らない間に置いていかれているということが発生しそうです。
そこが高校進学後の大きな注意点でしょうね。
まあしかし、「演習」とか「暗記」というのは、多くの子が「面倒くさい」「面白くない」と感じるものですから、放っておくと大抵は怠ける方向にいきます。チリ太郎もそういうタイプですので、私も妻も嫌がられるのは承知で最低限度の声掛けはしています。
これは私の考え方ですが、「演習」や「暗記」は定期テストや実力テストの成績に影響しますが、逆に、結果を求めすぎてこれらを強要するようなことは「今は避けたい」と思っています。
例えばチリ太郎のテストの答案などを見ていると、時間が足りなくて解けなかった数学の問題、時間が足りなくて読み切れなかった英語の長文、そうしたものが回答欄の空白となって成績の足を引っ張っています。
これを対策するためには、豊富な演習、最低限度の（単語等の）暗記が必要であることは明白です。
しかし、本人の意識・動機付けが十分でない「今」、それをやらせると勉強自体が苦痛になってしまいます。
チリ太郎自身が気づいているかどうかはわかりませんが、これがチリ太郎の「伸びしろ」だと思いますので、来るべき時に必要な努力を行なえば、チリ太郎の成績はきっと中の上からトップクラスに近づいていくのではないかと思っています。
そのタイミングを具体的に見計らうのが、高校生活における「親側の」重要なテーマかなと思っています。