先日、夕食後にチリ太郎と話していて、手と足に絆創膏を貼っているのに気づきました。
青「それ、どうしたの?」
妻「足の方は家の中で盛大にこけたときのやつだよ。」
青「それにしては大きな傷だね。」
妻「家の中で急にダッシュするからね、この人は。」
青「手の方はどうしたの?」
チ「下校中に転んじゃって。」
青「こっちは外ですか。走って躓いたの?」
チ「そうじゃないけど…、ちょっと曲がり切れなくて」
青「えっ、走っててカーブを曲がり切れなくて転んだの? ドジ過ぎるでしょ。」
チ「そうじゃなくて、人を追い抜こうとしたんだけど、うまく追い越せなくて…。」
青「そっちの方がもっと鈍くさそうだね。」
チ「いや、歩くの邪魔してくるからさ。」
青「えっ、何、チリ太郎が歩く前を邪魔する人がいるの?」
チ「うん」
青「知ってる子?」
チ「知ってるっていうか、いつも邪魔してくるの。」
青「それは同級生とか、クラスの子とか?」
チ「6年生のはずだけど。」
青「それは…、お友達とふざけてるのとは違うようだね。」
チ「もうね、登校のときも下校のときも、すごい確率で会うんだよ。」
青「えっ、下校まで。まさか待ち伏せしてるのかな?」
チ「わからないけど、すごい確率で会うから、顔を見るとすごいイライラするの。」
青「嫌がらせって感じがするけど、確認した方がいいかな。」
妻「明日在宅だから、学校に行くときついて行こうか?」
チ「いい。」
妻「じゃあ、チリ太郎から離れたところで見ててみよう。」
(翌日の夜)
青「どうだった、チリ太郎の登下校の様子。」
妻「いたよ。6年生の子と下級生2人が通学路の脇道でコソコソしてて、チリ太郎が来たら前に出てきて何か言ってたよ。」
青「何か嫌なこと言われたの?」
チ「特に嫌なことは言われなかった。でも、顔を見るだけでイライラする。」
妻「下校時も、通学路の途中でチリ太郎を待ってたら、その6年生が後ろから近付いてきたんで、睨みをきかせたら、ススーっと追い越していったよ。」
青「未遂だね。」
チ「いつもは追い抜いた後に前を邪魔してくるの。」
妻「そいつの後を追いかけて、家も突き止めたよ。」
青「そりゃすごい。僕がやったら捕まるね。」
妻「まあ、今日あれだけプレッシャーをかけたから、これで収まらなかったら実力行使だな。」
青「そこは慎重にいこうよ。」
妻「いずれにしても、学校には報告しよう。相手の名前もわかったし。」
チ「何回か先生には言ったことあるんだけど。」
青「まあ、相手が叩いたり、嫌なことを言ってくるわけではないから、学校も注意しづらいよね。」
妻「でも、それでチリ太郎の方に限界がきてトラブルになったら、チリ太郎の方が悪く言われるよ。そんなの納得できないからね。」
青「まあ、ストーカー被害みたいなもんだから、先に相談しておいた方がいいよね。」
ということで、まだ完全に解決はしていませんが、大ごとになる前に気付いたのはよかったです。
学校のことはほとんど何も話さないチリ太郎ですが、以前ですと、こういうケースではトラブルに発展した後に学校から連絡が来ることがほとんどでした。
継続的な嫌がらせに我慢ができるようになったんだなぁと、変なところで成長を実感することができました。
まあ、そんな呑気なことを言っている場合でなく、わかったからには、親としてしかるべき措置をとらないといけませんね。