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最悪の誕生日を乗り越えて

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7月も明日で終わりですね。
今年は梅雨明けが遅かったため、ここにきてようやく夏らしくなってきた感じです。

青ティ家は夏季の環境が最悪なので、屋内での熱中症にも気を付けなければいけません。
また、そこまでではないにしても、暑さのせいで頭がボーっとしたり、勉強に集中できなかったりということがあります。
受検期とはいえ、子供に無理をさせることがないよう、気を付けなければいけませんね。

今となっては振り返りの記事となるのですが、7月は夏期講習以外に大きな(想定外の)山場がありました。
7月は妻の誕生日があり、家庭円満をモットーとする私もそこは重視しているところなのです。

それで、その日は私も残業をせずに早めに帰宅したのですが、待っていたのは…

チ:「おかさん、そろそろ家庭科の宿題をやりたいんだけど…」←指定の料理を作ってレポートを書く宿題のようです。

妻:「そろそろじゃないよ。さんざん声掛けしてきたのに今頃になって。もう嫌だよ。」

チ:「えーっ、どうしたらいいのー」

親子喧嘩は日を選ばないようです。

そして、呆れて様子を見ていた私にも飛び火します。

妻:「おとさんも他人事のようにしてるけど。」

青:「宿題とはいえ、やりたく無いならやらなきゃいいじゃん。」

妻:「家庭科の宿題の話だけじゃないよ。塾のことや学校のことだってあるんだよ。」

青:「今になって言われても困るよ。とにかく、やれないこと、やりたくてないことはやらなくていいんじゃない? 学校の課題も手伝うのが嫌なら提出できなくてもよいし、塾もサポートするのが大変ならやめさせるしかないでしょ。」

チ:「なんでそうなるのー。」

青:「それぞれがやれることをやればいいんだよ。逆に、一人じゃできなくて、サポートする人が手伝いたくないって言うなら、それは「できない」ってことだよ。諦めるか、一人でできるようにするしかないでしょ。」

自分の主張が全て正しいとは思いませんが、私にしては珍しく思いっきり言い返しました。
普段は丸く収めるように行動することが多いのですが、自分自身も虫の居所が悪かったのでしょうかね…。

私は畳みかけるように続けました。

青:「おとさんから見たら、その家庭科の宿題とやらは「やらなくてよいこと」だよ。「やらなくてよいこと」のために揉めるのはやめてくれ。「やらない」って整理すれば終わることじゃない。そのことでおとさんを巻き込むのもやめてくれ。」

本当に感じが悪いですよね。

ただ、この後、グダグダ言っていた妻はチリ太郎と家庭科の宿題に取組みはじめました。

かなり遅くなってしまった晩御飯の前に再度私は話しました。

青:「おとさんは皆が楽しく暮らせることだけを考えている。だから、おかさんにもチリ太郎にも、無理なことや嫌がることを押し付けることはしないし、やってもらっていることに対して文句も言わない。例えば、おかさんが毎日忙しかったら、毎日すき屋の牛丼を買ってくることになっても絶対に文句を言わない。
それぞれやりたいこと、やらなきゃいけないことがあって、誰かの手を借りないとできないこともあると思うけど、その協力する人が無理をしなければいけないことだったり、嫌な思いをしてやらなきゃいけないことなら、それは「もともとできないこと」「やらなくていいこと」と区別します。このことについて何か意見はありますか?」

妻:「特に意見は無いけど、チリ太郎さんはまだまだ手がかかる子であることを理解しておいてください。」

チ:「特にありません。」

こんなやり取りの後、表面上は普段通りに、妻の誕生日をお祝いし、ケーキを食べました。

今となっては何事もなかったかのように過ごしていますが、妻は(心の底では)納得はしていないと思います。
妻からすれば、私など大した苦労もせずに偉そうなことを言っている人でしかないでしょう。そのこともよくわかります。

でも、時には正論でぶつかってみないと前に進めないときってありますよね。

チリ太郎はずっと神妙な顔をしていました。
普段、叱られているときは不貞腐れた表情をすることもあるのですが、本当に神妙な顔をしていました。

おそらく、普段は夫婦げんかなんかしないのに、自分が原因となって家族が壊れてしまうのではないかという恐怖を感じたのだと思います。

そういうことを子供に感じさせないよう努力するのが親の務めだったりしますが、小学6年生ですし、そろそろ知ってもよいと思います。
人間関係はとても脆く、些細なことで崩れてしまう可能性があることを。
逆に、些細な気遣いと誰かの努力や誰かの我慢で人間関係が成り立っていることを。

とんだ誕生日になってしまい、妻には申し訳なかったです。
でも、そんな修羅場を乗り越えて、7月ももう終わりです。

受験日まで、もう1、2回、こういう日が来るかもしれませんね。

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