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君子豹変

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以前、記事にさせていただいたチリ太郎の国語対策について。

具体的には、「まずは(適当でもいいから)全問埋めるところから挑戦してみよう」という指示だったわけですが、チリ太郎は直近の2つの模試で、「全問埋める」には至りませんでした。

私としては、

「なんだよー、おとさんと約束したじゃない」と言うつもりはありません。(そもそも約束までしていませんが…)

むしろ、

「冷静に考えたら、『適当でもいいから回答欄を埋めろ』って難しいな」

と反省しています。

何が難しいか?
これは、真剣に模試に挑戦している子供の立場になってみればわかります。(チリ太郎に聞いたわけではなく、100%私の想像です)

例えば国語のテストで3問後回しにした問題があったとします。
1問は36文字で文中から抜き出す問題
もう1問は70文字以内の記述
最後の1問は100~130文字の記述

であったとします。(チリ太郎の駒東合判の実例です)

この状況で私の指示を守るとするなら、試験終了の5分前には諦め、空白のマスを埋める作業に入らなければなりません。
しかし、そこでする作業は99%点数につながりません。(記号問題や数字を書くだけの問題ならば別ですが)

試験に臨んでいる当人からすれば、残り5分を3問のうち少しは可能性が高そうな問題に使いたいと思うのではないでしょうか?(私なら、「書き抜き問題に使おう」と考えると思います)
つまり、最後の最後まで得点を諦めなかった結果、回答が空欄になってしまうこともあるわけです。そのような状況で、「何か埋める」ことが正しい方針なのか、非常に考えさせられます。

そこで考え付くのが

より具体的なタイムマネジメント

ということですね。

・問題文を何分で読むか
・どの問題にどれぐらい時間を使うか
・空欄になりそうな問題について、いつ、どの順に手をつけるか

まだそういう段階ではないかもしれませんが、「とにかく全問埋めろ」よりも、上記の事項を明確にした上で、プラン通りにできたかどうかを検証した方がチリ太郎に受け入れてもらえそうです。

そんなわけで、朝令暮改、君子豹変。

「とにかく埋める作戦」は即刻撤回し、「タイムマネジメント」を緩やかな条件から始めてみたいと思います。

あっ、最後の最後に記事タイトルに戻りますが、

「君子豹変」

私の好きな言葉です。

この言葉を
「人格者でも裏の顔は知れたものではありませんよ」
「表では人格者でも、裏では俗人的な人間に成り下がるケースがありますよ」

と誤って解釈する人がいますが、本当の意味は

「人格者は過ちを速やかに改めるため、態度が一変する」
という例えです。
その様子を凡人が見たとき、あまりにも改めるスピードが早いため、「豹変」したように感じられる
ということですね。

最近は言葉の誤用が世間に浸透してもう1つの意味として市民権を得る例がありますが、この言葉は好きなので本来の意味を保って欲しいという願いを込め、タイトルにしてみました。

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