「今でしょ」(古っ!)
が流行語大賞となったのは2013年のこと。
林先生は今や様々な番組に出演される売れっ子タレントですが、予備校講師も現役でされているので、これも立派な二刀流ですかね。
さて、林先生の番組は私も大好きで、よく見ます。(「大好き」と言いながら録画してまでは見てないのですが)
林先生は国語教師でありながら、私が抱いてきた国語教師(予備校ですが)とは一風変わっているところが良いですよね。なんと言いますか、一見、数学教師かと思わせるような論理性、合理性を備えた人であるところが、新しく見えるのかもしれません。
「こんな人に国語を教えてもらえたら楽しかっただろうな。」
林先生に限らず、東進の先生方はテレビで見ても、そう思わせる先生が多いですよね。本当に、CM打つよりよい宣伝になっていると思います。
私は小中学生の頃、好きな教科は国語でした。何が良いといって、大して勉強していなくても、漢字などをしっかりやっていれば点が取れるところです。
しかし、そういう感覚で怠けていると、中学、高校と進む中で、古文や漢文が加わったり、現代国語でもハイレベルな読解が求められると、簡単に点が取れなくなります。
その時に気づきます。
「あれっ、国語の点数ってどうやって上げればいいんだっけ?!」
まあ、私はそんな感じだったでしょうかね。
好きな教科であり、得意でもありましたが、理系の生徒が数学などで高得点を取るような、得点源と言える安定感はなかったです。
さて、作文に難があるチリ太郎ですが、国語自体にも弱さがあるのは明らかです。Z会の到達度テストでも玉砕してます。
それ以降、私も少し考えるところがあり、作文以外の教材を買ってきました。
出口汪(ひろし)先生の「論理国語」や「論理エンジン」シリーズは多くの方から高評価を受けており、前から気になっておりました。
このコロナ禍で近所の本屋しか行けず、在庫があり中身が確認できたのが論理国語の方の4年生のみでしたので、これを購入しました。4月中旬のことです。
それ以降、毎日少しずつチリ太郎にやらせているのですが、ところどころ難しいと言いながら頑張ってやっています。
学年を落として基礎固めと思っていたのですが、教材中にマンガが少し入っていたり、イラストも大きく、チリ太郎には丁度良いと思いました。
また、演習量が少な目で、毎日2ページ程度、コツコツ進めるのに良さそうな構成になっています。(国語が得意な子が一気に進めると、すぐ終わってしまうかもしれません。)
苦手な教科ほど学習者の性格に合わせた教材を選ぶ必要があると思いますが、その面でも、この教材はチリ太郎に合っています。日本語の文法を割と詳しく解説する論理的なアプローチが、理系脳のチリ太郎に合っているようで、学習しながら納得している様子がうかがえます。
この教材のはしがきには、クリティカルな思考を身に着けるための、既存の国語教材とは一線を画する教材である旨の説明が記されていますが、私自身中身を見て、「こういう教材で勉強したかったな」と思わせるような、そんな良い教材です。
学校の休校はいつ解除されるかよくわからない情勢です。さしあたり、東京都の公立校は、5/7、5/8は休校になることが決まっています。
既に新学期も始まっていますので、新学年の先取り学習を進めたいところですが、苦手教科がある場合は、そちらの復習を優先する必要があります。
遅ればせながらですが、出口先生の教材、休校期間中に1冊終えられたらと思っています。