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事件現場

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昨日、私は仕事で家を空けていたのですが、ちょっとした事件が発生しました。

妻が買い物などに出かけて、その間、チリ太郎は勉強に取り組む予定だったのですが、妻が2時間程度で帰宅してみると…。

妻「勉強終わった?」

チ「ちょっと、終わってません。」

妻「えっ?! ゲームやりすぎたの?」

チ「指を切っちゃって…。」

左手の親指を抑える手から血が滴り落ち、床には点々と血痕があり、台所の皿には血しぶきと下に血まみれのタオル。
居間には貼るのに失敗した絆創膏、血まみれのティッシュ、カーテンに血のシミ、畳に血痕と、さながら事件現場の様相だったようです。

チリ太郎、まだペットボトル水鉄砲のアタッチメントづくりをしていまして、暇があると新たな形の噴出孔を試すため、ペットボトルキャップをカッターで削っています。
今回は、その途中で手を滑らせて左手親指の先を深めに切ってしまったようです。

怪我の割に出血するってことがあると思いますが、チリ太郎、よくパニックにならなかったと思います。
まあ、必死で血を止めようとした結果、家中がなかなかの状態になったのですが…。

これがもし、私か妻がいる状態で起こったなら、おそらくチリ太郎は
「手が、手がー。絆創膏貼ってよー。」と大騒ぎしたに違いありません。私と妻の間では、「ヘタレのチリ太郎」で通っていますので。
でも、今回は一人だった分、とにかく行動するしかなかったんでしょうね。

まあ、

・刃物で手を切る
・火を使って火傷する
・階段から落ちる
・車にぶつかる

みたいなことは、生きていく上で1回か2回は経験しておくべきですよね。

ただ、こうした失敗は管理された環境ではあまり意味がありませんので、親は程よく放任し、程よい程度の怪我で済むってことが重要です。

ちなみに、妻が帰宅して、大げさな応急処置をした後、チリ太郎はしっかりと午後の勉強をしたそうです。

「出血部を心臓より上にする」という妻の教えを守り、勉強している間、ずっと左手を頭の上に乗せていたようです。

チリ太郎、今回は良い経験をしました。
こうして、ヘタレのチリ太郎が少しずつ逞しくなっていくのかもしれませんね。

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