資料2021(武蔵)

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少し前の記事で、早稲アカ主催の「武蔵高等学校中学校講演会」を聞きに行ったときの感想を書きました。
その際、記事には書かなかったのですが、校長先生だったと思いますが、こんなことをおっしゃっていました。

「本日お配りした資料(学校パンフレット、校長散歩冊子、武蔵高等学校中学校 by AERA)以外に、『資料2021』という冊子があります。これは部数に限りがあるので、本日、皆様に配布できませんが、学校HPから申請いただくと無料で入手できます。この冊子には、武蔵の授業や部活動の様子などが載っていて、生徒と相談して作成した資料ですが、大変良くできていますので、是非申請していただければと思います。」

ということで、資料請求してみました。

シンプルすぎる表紙

ちなみに、発送作業が随時ではないようですので、申請のタイミングによっては届くのに時間がかかる場合もあるようです。

それで先日、我が家に資料がとどきましたので、仕事が休みの日を利用して、「資料2021」を読んでみました。
テキスト主体の冊子なので、読むのに少し集中力が必要なのですが、受験生の親たるもの、休みの日にこそこういう資料をじっくり読んでみたいものです。

さて、この冊子を読み、以前、「武蔵考」という記事の中で、印象ベースの感想をいろいろと述べさせていただきましたが、もう少し具体的な気づきがありました。
以下に簡潔に述べますと、

・武蔵には修学旅行が無い。(「集団の中に個々の責任が埋没してしまうような学校行事はむしろ廃止」ということで、1978年に廃止されたそう)
・ただし、宿泊を伴う校外学習は中学1~3年にそれぞれ予定されている。
・また、中1~3でスキー実習が年2回(12月と3月)予定されており、希望者は3年間で計6回も参加できる。
・武蔵の特徴である第二外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、韓国朝鮮語)は、中学3年で必修(週2時間)。高校1年で中級を選択でき、高2でさらに上級を選択できる。
・第二外国語を上級まで履修した生徒の中から、成績優秀者は2週間の海外研修に参加できる。参加枠はだいたい学年の1割程度とのこと。(英国を加えた5か国に各3名程度という規模感でしょうか)
・海外研修参加者は現地の提携校で学ぶことができるが、渡航費等に補助が出る。
・図書は高中図書館に8万冊収蔵。しかし、武蔵大学の図書館も利用できるため、実質は73万冊の図書を閲覧できる。
・武蔵にはホームルームの時間がない(朝、8:20からいきなり授業が始まる)
・武蔵には教師控室はあるが、職員室は無い。先生はほぼ全て専門の教科担当なので、教科ごとの研究室にいる。

という具合で、以前にも述べましたが、学校自体が大学に近いイメージですね。

また、この資料2021という冊子には、前年度の入学試験に関する分析が載っているので、武蔵の受験を考えておられる児童、保護者(その他、塾関係の方)は必見と言えるでしょう。

どんな分析かと申しますと、国算社理の各教科の合格・不合格者別の得点帯を示すグラフが掲載されているのです。
このグラフから見る傾向として、

<国語>
・満点を取った生徒はいない。(逆に、10点や20点もいない)
・最多得点帯は70点(100点満点)
・得点分布が狭い(→大きな差がつきにくい)

<算数>
・得点分布が広い(→差がつきやすい)
・満点を取る生徒がいる
・満点を取った生徒(13名)は全員合格している

<社会>
・60点満点だが、最多得点帯は25点と難しめ
・45点が最高得点(4名)で50点以上はいない

<社会>
・最多得点帯は35点(60点満点)と、社会よりは易しい
・しかし、55点が最高得点(2名)で、満点はいない

受検者580名、合格者最低点187点(320点満点 58%)

まあ、このデータを見ると、素人ながら、

「武蔵の受験では算数が合否を分けるのだな」

ということがよくわかります。

例えば国語も100点満点で配点は同じなのですが、国語の最高得点90点をとった8名のうち、合格は5名です。(3名は不合格)
算数の場合、最高得点100点をとった13名は全員合格していますし、90点をとった31名のうち、29名が合格(2名不合格)しています。

まあ、武蔵は社会も理科も記述中心ですので、国語力は国、社、理に影響しますから、単純に算数だけできればよいというわけではなく、国語力もしっかりと試されます。
しかし、この分析を見ると、算数の重要性は格別だと改めて思わされます。

本資料(資料2021)の請求手続き期限は11月末になっていますので、武蔵の受験を視野に入れている方は是非申請されることをお勧めします。

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