全統小テスト後の学習カウンセリング時に早稲アカの先生からお話いただいた内容をまとめておきたいと思います。
対応していただいたのは、比較的若めの先生でした。
以下、対談風に記載します。
早:「チリ太郎さんは普段、他の塾などに通われていますか?」
青:「いえ、5年生からZ会の通信で算数のみとっており、それを中心に家庭で勉強しています。」
早:「それを考えれば、実に優秀な成績です。結果から見れば、これまでの学習の仕方は間違っていないと思います。」
青:「ありがとうございます。」
早:「中学受験はされるのですか?」
青:「本人にまかせてます。今の段階では、本人に行きたい学校ができたときに、手遅れにならない程度には勉強しておこうと思って勉強させてます。」
早:「意識されている学校などはあるのでしょうか?」
青:「都立中高一貫校はチャレンジしてもらいたいなと思っています。」
早:「都立一本で計画されるなら、当塾でも都立コースは6年からスタートですし、今の学習進度でも問題ないですね。都立を狙うレベルとしては、我々で言うところの中学受験偏差値55あたりと考えますので、全統小テストの偏差値とイコールではありませんが、今の成績ならば順調と言ってよいと思います。」
青:「ただ、併願で私立を受験したり、目指す学校によっては、むしろ、私立の方が第1希望になった場合、今の勉強で大丈夫なのかは少し不安に思ってます。」
早:「そうですね。都立を目指す場合の勉強を1とするなら、私立の上位校を目指す勉強は4くらいのイメージなので、先ほど、都立一本ならば6年からでも十分と申し上げましたが、私立で目指す学校が出てきた場合はやっぱり早めに塾に入られた方がよいですね。
ちなみに、現在のチリ太郎さんの成績でいきますと、当校の上から2番目くらいのクラスには入れるレベルですので、私立でもGMARCHを受験するくらいの目標であれば、学習が遅れているという感じはありません。
ただ、その1つ上、早慶を目指すということであれば、受験生はこの夏から学習も本格化しますので、夏以降の入校ですと差が出ている可能性があります。」
青:「なるほど。」
早:「あともう1点、都立中高一貫校の傾向として、昔は都立用の勉強のみをしっかりしてきた子たちが受かっていたのですが、最近は、私立を第一希望にして都立を併願する子の方が受かっている印象です。つまり、都立中高一貫校の問題傾向が私立校の問題寄りにシフトしてきているのだと思われます。
このことから、都立中高一貫校を目指す上で、私立用の勉強をすることは有利に働く可能性が高いと考えています。」
青:「私立受験の有無に関わらず、勉強はそちらに合わせた方がよいという感じですか。」
早:「その点では、通信教育のみで私立も含めた中学受験に臨むのは、サポートの不足が心配されますね。例えば、分からない問題をすぐに聞けるなど、環境はやはり塾の方が充実しています。」
青:「今回のテストでは、国語や社会の成績も悪くはなかったですが、択一式でないテストの場合、チリ太郎の得手不得手がはっきり出ると思っています。つまり、得意で好きな教科として、算数、理科、課題のある教科として、国語、社会という感じです。
今後学習を進めていく上で、例えば塾も含めて検討する場合、得意教科をお願いするか、苦手教科をお願いするか、どちらがよいとお考えですか?」
早:「一般的な意見としては、苦手教科を塾に任せるというのがよい気がします。ただし、当塾の場合ですが、国社のみという受講の仕方はできなくて、4教科か国数のみといった取り方になります。」
私の備忘録も兼ねて記載すると、概ね以上のような内容でした。
もしかしたら、文面上は入塾を強く勧めているように映るかもしれませんが、実際にはそういう感じではなく、早稲田アカデミー又は中学受験関係者としての観点でアドバイスをしてくれていたと思います。とてもスマートな印象でした。
学習カウンセリングにはチリ太郎も同席していたのですが、途中から飽きてしまったのか、テーブルの上の黒板消しをイジイジしたり、壁に頭を持たせかけたりで、半分は聞いてなかった感じでしょう。結構、いい話をしてくれましたし、チリ太郎の将来にも大いに関係する話だったんですけどね。
やはり、チリ太郎の場合は、実際に学校見学などを行ってみるのが一番よいみたいです。そうなると、学校見学や文化祭は私立校で10月頃に予定されている学校が多く、肝心の都立中高一貫校の方は、まだ情報がありません。
夏休みから秋にかけて、モチベーションなく学習を進めるのは難しいですから、何か対策を考えなければいけないなと思いました。