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学校別サピックスオープン(駒場東邦・第1回)・結果

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9/20に受験した学校別サピックスオープン(駒場東邦・1回目)の結果が出ましたのでご報告します。(9/25の15時には結果が出ていたので、今さらですが)

算数:86点/120点(平均59.8、偏差値65.9) 28位
国語:51点/120点(平均67.4、偏差値37.1) 543位
理科:47点/80点(平均28.7、偏差値72.5) 8位
社会:31点/80点(平均32.9、偏差値47.8) 341位
総合:215点/400点(平均188.7点、偏差値58.7) 112位

受験者数:606人

想定合格点は194点で、判定は微妙なラインかと思いますが、80%でした。

チリ太郎らしく大きな凸凹をつくりながらも、総合判定としては80%に到達していますので、大いに褒めてよいと思います。(国語についての反省は必要ですが)

駒東の本番の受験者数は
2021年:623人
2020年:576人
2019年:527人

ですので、今回の模試受験者数606人は、「ほぼほぼ当日と同じ受験者規模」と考えてよいと思います。
この点、受験者数が150~200人程度に留まるNN駒東オープン模試とは規模が違いますし、早稲アカの先生が「学校別SOは2回受けるように」と指示するわけです。

ただし、チリ太郎を物差しとして考えた場合、過去4回行われたNNオープン模試の難易度と当該テストとの間には大きな差は感じられませんので、「無料で」あのレベルの模試を実施している早稲アカの営業努力も相当なものだと言わざるを得ません。
(個人的には、問題の質がある程度担保されているのであれば、無料で4回も受験できるNNオープン模試は是非活用すべきだと思っています。→現5年生の生徒は)

早稲アカのNNオープン模試との比較で規模の他に違いがあるとすれば、「合格ライン」の引き方でしょうかね。
駒場東邦はこのあたりのデータを開示していますが、

年度/受験者平均/合格者最低点/その差
2021年:232.5点/238点/5.5点
2020年:239.5点/242点/2.5点
2019年:237.8点/236点/-1.8点
2018年:227.0点/226点/-1.0点
2017年:249.1点/249点/-0.1点

という水準ですので、当該模試(学校別SO)の判定ライン
平均188.7点、合格ライン194点、その差5.3点は数字上も本番に近いです。

一方、NN駒東オープン模試の場合、
回数/受験者平均/合格判定ライン/その差
第4回:195.9点/206点/10.1点
第3回:215.7点/240点/24.3点
第2回:182.9点/201点/18.1点
第1回:212.5点/219点/6.5点

という具合に、受験者平均に対して合格ラインはかなり高く設定されています。
このあたりを、「いい加減」と感じるか、「早稲アカのノウハウ」と考えるかなのですが、私は後者だと思っています。

さて、国語以外はあまりちゃんと見ていないのですが、各教科を簡単に振り返ってみたいと思います。

<算数>
採点前の解答用紙を見たら説明・計算式も含めて隙間なくビッシリ書かれていたので、「これは8割くらい取れるだろう」と思っていました。そんなに甘くはありませんでした。
それでも、立派な成績であることには変わりありませんので、大いに褒めてしっかりと見直しをしたいところです。算数の見直しはそんなに苦労しないからよいのですが。

<国語>
汚すぎると心配していた漢字は、やはり1問失点していました。「晴」という字のつくりがつぶれてしまっていて、私も「これは絶対にダメ」だと思っていました。(その他に空欄2問あり)
チリ太郎は、「そうかなぁ」なんてとぼけていましたが、晴れて×がつきましたので、心を改めてもらいたいものです。(洒落です)
記述は相変わらず書けませんね。白紙多数で、これが当日までに何とかなるのかと不安になります。

<理科>
平均点から、理科は難しかったみたいですね。(本番の駒東の理科はここまで低平均点にはならないと思います)
テスト後の確認でチリ太郎の解答用紙に2問空欄があったので、「これはわからなかったの?」と聞いたところ、
チ:「うん、これ熱気球の問題だったんだけど、難しくて後回しにして、時間内にやっぱりできませんでした。」
と言っていた問題なのですが、それぞれ正答率3%、0%の捨て問でした。
問題の取捨選択について私は全く指導したことが無いのですが、こうしたことが自然にできるあたり、得意教科なればこそですかね。

<社会>
記述問題が軒並み空白になっていて、平均点近くまで取れていたとはとても信じられませんでした。
記述問題は回答欄が広いため、白紙だと目立つというところもあるのかもしれませんね。
後半の歴史、公民に比べ、地理が少し弱いかなぁという印象を持ちました。

今後に向けてですが、
苦手教科を今から得意教科に変えることは難しいので、「致命傷を負わない」ということが最低限求められるところです。
その点では、今回は80%の判定が出たものの、国語は「致命傷」の部類に入るでしょう。
こういうことが無ければもう少し安心できるのですけどね。

しかし、逆に言えば「1教科ぐらいのやらかしは挽回できる!」、「諦めずに4教科で1点でも多く積み上げることが大切」という感想を持つこともできます。

本当にチリ太郎、いろいろ教えてくれますね。

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