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親子の見解の違い

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先週のNN日曜授業では、社会で範囲を決めたテストが行われました。
これは、事前に予告されていたもので、テスト範囲は前の授業でやった典型記述問題10題と社会副教材の指定2ページ分とされていました。

私はそのプリントを確認していたので、チリ太郎には1週間以上前から、

「NN社会のテスト勉強、優先度上げてやってね。」

と言い続けていたのですが、結局、チリ太郎は前日にちょっとだけ復習をしてテストに臨みました。

その結果…

青:「チリ太郎、今日の社会のテストどうだった?」

チ:「まあ、普通です。」

青:「普通ということは、合格ということかな?」

チ:「いや、合格点は高すぎてね。なんと、80点満点のテストで75点が合格だったから。」

青:「いや、それは復習テストだから高くて当然なんだよ。それで何点だったの?」

チ:「65点」

青:「ダメじゃん。」

チ:「でも、ダメって程じゃないと思うけど。それくらいの点数の人がたくさんいたし…。」

青:「いや、先生からしたら、「範囲を指定してるんだから典型記述も含めて100%暗記してこい」ってことなんじゃないの?」

チ:「えぇ~、そうかなぁ…。記述問題も暗記しろなんて、そうじゃないと思うけど…。」

などと、勉強の仕方に対して親子の意見が分かれました。

もともと、チリ太郎はこういう復習系の小テストを苦手にしています。
サピックスの夏期講習に通わせてみて、その点は改めて感じました。

私などは、こういう範囲を指定して100%回答して初めて合格みたいなテストですと、

「よーし、100点取ってやるぜ」(←「覚える」だけなので、理解力は必要としない)

と燃えるタイプなのですが、チリ太郎はそうではないようで全く熱が入りません。

チリ太郎のこれまでの勉強の仕方やテストに対する姿勢を見ていると、チリ太郎は完全に思考力系の人間です。

こういう人は初見の問題を考えながら解くことは喜んでやりますが、「1度出た問題を100%正解できるまでやり続ける」という勉強法を嫌います。

私は、チリ太郎と話している途中で

「これって意外と重要なことなのじゃないか」

と思い、頭ごなしに決めつけるようなことはやめ、一旦チリ太郎の意見を尊重することとしました。

親からすれば、

「結果を出している「理科」や「算数」ならいざ知らず、課題を抱えている「社会」に関することなのだから謙虚に我武者羅にやればよいのに。」

と思うわけです。
でも、子供の感じ方は違うわけで、

説得した方がよいのか、チリ太郎に合った方法を模索すべく寄り添うのか…、どちらが良い結果をもたらすのかよくわかりません。

記事を書きながら思ったのは、

おそらく、短期で結果を出すのは「暗記を主体にした勉強方法」
長期で社会科を得意教科に引き上げていくのは「思考力を主体にした勉強方法」

なのであろうということです。
また、

前者の方法は即効性があって誰でも取り組めるが、応用やひねりに弱い
後者は時間がかかるがその教科の本質的な面白さに近づく可能性がある

という違いもあると思います。

もちろん、二者択一というものではなく、バランス良く取り組むことも必要でしょう。

そうしたことを提示した上で、チリ太郎はどうしたいのか? 私はどうさせたいのか?
目先のことだけを考えず、少し長期的な視点も踏まえて判断する必要がありそうだと思いました。

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