先に記事にしましたように、チリ太郎はNN駒東(前期)を受講することにしました。
本日が開校日になりますが、どんな感想を持って帰ってくるでしょうか。
学校別NNオープン模試は無料で受けられることから、早稲アカ以外の塾生でも受験する方が多いと思います。
しかし、そこでNN前期の入室基準点を超える点数を取ったとしても、外部生の場合は前期のNNに通うかどうか悩むことが多いと思います。
それはつまり、
「前期から志望校対策なんてする必要あるの?(しかも他塾で)」
ということなのだと思います。
大手集団指導塾のうち、前期に志望校別対策講座を組んでいるのは、早稲アカくらいしかありません。(私が知らないだけで、実際にはあるのかもしれませんが…)
それは裏を返しますと、「前期の志望校対策について」
早稲アカは「必要だ」と考え
他塾は「そこまで必要じゃない」
と考えているということであり、他塾に所属している生徒はこの考え方の影響を大きく受けるはずです。
ただ、本質的には、その子がどこの塾に通っているのかではなく、「その子にとって前期NNに通うことが効果的かどうか」で判断すべきなのだと思います。
私はこの点で、前期の志望校対策(NN)に通った方がよい子というのは、
「前期NNを起爆剤にして、それまでの学習の何かを変えたい人」
だと思っています。(というか、そういう人こそ通う価値があるのだと思います。)
逆に、どの塾に通っている子でも、それまでの勉強内容や取り組み姿勢が「概ね順調」な子の場合、前期NNに通う意味は薄いかなと思います。
なぜなら、「概ね順調」に来ているのなら、志望校対策は秋に入ってからでも遅くはなく、むしろその時期に万全の学力で臨むことに集中した方がよいからです。
チリ太郎の場合、一般的には遅い時期に受験対策を開始し、しかも、日々の勉強量は他の受験生と比較すると全く足りない状態でここまで来ました。
親としては、これから夏に向けて家庭学習を1段引き上げる必要があると思っているのですが、子供の方はそういう切迫感をあまり感じていません。
そうした状況で、
「親がもっとやった方がよいと勧める」
というのは大抵失敗に終わるパターンで、できたら
「新たな環境に入れて、そこで刺激を受けて自らやるべきと気づく」
方向にもっていきたいところです。
私の言わんとすることはもうお分かりだと思いますが、前期のNNはその新たな環境にうってつけの講座なのです。
偶々であり、ギリギリでもありましたが、入室の権利が得られたことは本当に幸いなことでした。
果たしてチリ太郎は父の思惑どおり、NNを起爆剤にして何かを変えることができるでしょうか…。