1週間のゲーム禁止を言い渡されたチリ太郎。
初日はさすがに前日怒られたことを引きずっていると思いきや、明るい様子。
その後も、何事もなく、ただ「ゲームをしない日」が続いています。
自身で、
「ゲーム禁止になったら、何をしていいかわからない」
と言っていた時間の使い方も、勉強時間や読書に充てたり、家族でテレビを見る時間が増えたりと、今のところいいことずくめです。
まだ反抗期前のチリ太郎ですので、
「ゲームを禁止にしやがってクソ親父が!」
などと反発することも、あれこれと口答えすることもありません。
むしろ、
チ「おとさん、クラッシュ(スマホゲーム)の調子はどうですか?」
青「まあ、ボチボチやってますよ。」
チ「チリ太郎の今後の施設建設計画としてはね…。」
青「(ゲームできないのにゲームの話するんだ…。)」
チ「兵もね、ライトニングドラゴンのレベルアップがもうすぐ終了するはずです。」
青「(終了してもプレイできないけどね…。)」
という具合に、ゲームをしていないのにゲームの話をしようとします。
何でしょうね、エアプってやつでしょうか…。
私の感覚ですと、「やりたいけど、できない。であれば、話題にするのも嫌だ。」となりそうな気がするのですが、チリ太郎の場合は全く平常運転です。
そんな様子を見て、親として一番安心することは、
ゲームができないことで禁断症状が出るなど、極度の依存的傾向がないと確認できたことです。
依存症は怖いです。そして、普段チリ太郎が時間さえあればゲームや動画視聴をしようとする様子を見ていて、「既に依存症なのでは?」と恐ろしく思っていました。
ゲームや動画視聴を止めてみて、なんともない様子を見るにつけ、この点が親として一番よかったなと思います。
そして、当然のことですが、ゲームをしないことで多くの時間が生まれ、勉強その他のことにゆったりと時間を充てられます。
このことを、チリ太郎自身が「ゲーム無しもいいもんだな」と感じてくれればよいのですが…。
私はチリ太郎の中学受験に際して、ゲームをやめて受験勉強に打ち込むべきだと言うつもりはありません。
受験勉強なんて、ゲームを楽しみながらでも乗り切れるはずです。
ただ、チリ太郎自身が、「いざとなったらゲーム時間を勉強に充てれば、ラストスパートができるぞ」と感じてくれればなおよいです。
さて、チリ太郎の健気な様子を見ていると、なんだかこちらが悪いことをしたようで、心が痛みます。
ですので、こんな提案をしてみました。
青「チリ太郎、1週間のゲーム禁止は長いよね。」
チ「うん、空いた時間にやることを考えなきゃね。」
青「特に、最後の土日は連休にもつながっていて、ゲーム禁止は痛いよね。」
チ「そうか、連休があるんだ。しかも、学校のない土曜日が入ってる。」
青「課題をクリアしたらゲーム禁止を2日間短縮できるってのはどう?」
チ「えっ、いいの? どんな課題」
青「そうね、『僕とゲーム』ってタイトルで作文を書くっていうのはどうかな?」
チ「えっ?! ちょっと時間が足りないのでは…。」
青「300字以上400字以下にまとめるとして、金曜日までに提出したら土曜日からゲーム解禁だよ。」
チ「難しそうだな、何を書いていいかわからないよ。」
青「何でもいいんだよ。ただし、字数を守ることと、おとさん、おかさんの協力不可(学校の先生、お友達、塾の先生の協力は可)とします。」
チ「たいへんそうだなぁ」
青「やめとく? やらなくても月曜日には解禁だからね。」
チ「いや、やってみようかな。」
ということで、チリ太郎はゲーム禁止日数短縮をかけ、「僕とゲーム」というタイトルの作文に挑戦することになりました。
これを通じて、自分とゲームとの関係性について、考えを深めてくれることを期待しています。
折角だから、昔ながらの原稿用紙に書かせてみよう。
買いにいかなきゃ。