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受験結果の責任割合は?

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中学受験の合否が出たとき、その結果責任を本人、保護者、指導者の3者で割った場合、それぞれどれくらいの比率になるでしょうか?

キリのよいところでいえば、本人1/2、保護者1/4、指導者1/4なんて答える人が多いでしょうかね?

本日はそんなお話をしてみたいと思います。

新年の抱負において、「絶対合格」なんて記事を書いた直後ですが、現実的には、中学受験において、全員が合格なんてことはありません。
合格する人がいれば不合格の人もいて、どちらかと言えば不合格を経験する人の方が多いくらいでしょう。

特に、1回しか受験機会がない都立中高一貫校の受験においては、凡そ6人に1人しか合格しないわけですから、不合格を経験する人の方が圧倒的に多いわけです。

そうなると、保護者の務めとして、「結果が出た後のケア」ということが非常に重要になってきます。
特に、「不合格」という結果になった場合に、それをどのように総括するかはその子の人生においてとても大事だと思います。

私が他の方のブログを見ていて一番がっかりするのは、

「そりゃそうだよ。あんな勉強量じゃ受かるはずない。」

というような態度が親御さんに見えるケースです。

部外者の私が苦しくなるくらいですから、当事者のお子さんはどれほど傷つくでしょうか。
大人の世界では、試験の結果責任は当事者にあるというのが一般的ですが、それが中学受験にあてはまるのかな? と思うわけです。

例えば、不合格の報告を通っていた塾にしに行って、担当の先生から、

「まあ、あの様子では受かるはずもあれませんよね。」

なんて言われたら、ムカつきませんか?
私は、こと中学受験において親の立場は、塾の先生とほぼ変わらない立場だと思っています。
むしろ、生活をともにする時間が長い分、少し責任割合も増えるくらいかと。

冒頭にお話しした割合で言えば

本人1/4、保護者1/2、指導者1/4

くらいのイメージでしょうか。
少なくとも、子供より大人サイドの責任割合の方が大きいはずだと思うわけです。

なぜそう思うかというと、理由があります。

試験というものは大抵「出題者の意図」というものがあり、それを理解することが攻略の糸口になります。
ただ、自身が大学生くらいまで成長すると、「中学受験のときのあの問題ってこういうことを問うてたんた」と思えるのですが、受験時にその極意を身につけている人はほぼおらず、ほとんどの受験生が、試験というものの本質を理解しないまま試験に臨んでいる状態なわけです。

しかも、その極意というのは、小学生の段階では教えても理解できない場合が多いので、「それを織り込んで」大人がどう計画し、導くかが中学受験では最重要となります。

ですので、結果に対して最も真摯な態度を示さなければならないのは、家族と指導者だと思っています。
「子供が勉強をしなかった」ことを指摘する前に、「子供を勉強するように導けなかった」大人が反省しなければいけないと思います。

私はそのように思っていますので、もし、チリ太郎の受験結果が出たら、合格でも不合格でも、こう言うと思います。

「まあ、中学受験なんて幼稚園の年少クラスの徒競走みたいなものだから、『これが実力』だなんて思っちゃいけない。徒競走の何たるかが理解できて、自分で準備ができるようになってからが本当の実力だから。」

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