作文学習 詩経編

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昨日の記事で簡単に触れました、作文学習について様子を書きたいと思います。
Z会専科作文の6月号ですが、最後の添削課題で、「雨についての詩」を作成するようです。そんな季節ですね。

6月号1回目の学習では、表現力トレーニングとして、標語などを例に、文章のテンポなどに関する解説や、比喩などについての解説が続きます。
そして、1回目の学習課題の前段は、「次のものについて比喩で例えてみよう」ということで、次の5つの単語が挙げられました。
・傘
・水たまり
・かたつむり
・雨つぶ
・雨雲

各々について、喩える物とそれに喩えた理由を書き出すものが課題1です。

これ、得意な子と苦手な子がはっきり分かれると思うんですよね。もちろん、チリ太郎は後者なので、この課題で1時間以上の時間を費やします。

チリ太郎が一番最初に書いたのは、「水たまり」。これを、「ガラス」に喩えました。
続いて、「雨つぶ」を「水晶」に喩えました。チリ太郎は比喩に限らず、「綺麗なもの」を選びがちな感性を持っていますので、私は「なるほどねぇ」なんて眺めていました。
そこから、他の単語について喩えが浮かばず、1時間以上時間を要したのですが、最大の原因は私の余計な声かけにありました。
チリ太郎が、「かたつむりは貝に似てる気がするんだけど」と聞いてきたとき、私は迂闊にも、「例えとして、ちょっと近すぎない? 別の種類のものとの共通点を見つけて喩えた方が、比喩が効果的になるよ」と軽くダメ出しをしてしまったのです。
出だしが比較的順調であったため、私も調子に乗って、高い基準を求めてしまいましたが、これ以降、チリ太郎は長考モードに突入してしまいましたので、声かけとしては最悪でした。
結局、長考1時間の間に私も反省し、「チリ太郎、さっきのかたつむりはやっぱり貝でもいい気がするな」と譲歩し、ようやく先に進むことができました。

当日のもう1つの課題は、比喩よりもハードルが高く、「簡単な詩をつくってみよう」というものでした。
先に出た5つの単語のどれかを選び、簡単な詩をつくるというものです。

詩を作るって、どう考えても、特殊な能力が必要ですよね。
大人でも、あまり経験のない人は戸惑うと思います。

チリ太郎は、なぜか題材を「雨粒」に即決し、その後に例によって長考に入りました。
「雨粒が水晶のようだ」という比喩はとても美しく、それを詩にしたいと思ったのだと思いますが、前述の単語の中で、詩にするには一番難しい単語だと思いました。
なぜなら、雨粒は特殊な条件でしか人間の目に見えないため、他の単語のように、静的・動的どちらの映像にも対応するような描写の幅がありません。
私はチリ太郎に、そのことを伝えてみましたが、題材を変える気持ちはないようでしたので、サポートに徹することにしました。

私がアドバイスしたのは以下の事項です。

・詩の形が具体的に思い浮かばなかったら、童謡の歌詞を参考にしたらよい。
・童謡でも、例えば「チューリップ」の歌詞は静的な映像を、「シャボン玉」などは時間軸に沿って動的な映像を詩にしている。
・比喩は冒頭にもってきても変ではない

チリ太郎、課題2でも1時間近く悩んでいたのですが、私も、詩についてはこれ以上アドバイスできることもなく、今日は本当に途中であきらめることも覚悟しなければなと思っていました。
しかし、作文学習開始から2時間半が経過したとき、チリ太郎が鉛筆を動かし始め、あっという間に「できたっ!」と言ってテキストを閉じました。

完成した詩です。

雨粒の詩

能力的にできないと思うようなことも、時間を書ければできることがあるのだなと本当に驚かされました。

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