早稲アカ「難関公立中高一貫校オープン模試(第3回)」の結果を受けて、チリ太郎の2/3受験校の判断をしなければなりません。それが、そもそもこの模試を受験した目的でもありました。
大きくは、都立中高一貫校を候補に入れるか、それとも私立校を選ぶかの選択をすることになります。
早稲アカの模試の結果はかなり歪な結果ながらも「合格」でした。
しかし、チリ太郎が自宅受験した後、家族の中では大筋の結論が出ていました。
都立中高一貫校の受検は断念し、私立学校を候補に入れる。
大きな理由は2つです。
1. 作文対策にこれ以上時間と労力を割けない
直近の模試結果でも明らかなように、チリ太郎の作文力はまだ適正検査で結果を出せるレベルに達していません。
そして、本人も苦手と自覚するこの分野に、今後時間と労力を投入したとして、それなりの成果を得られるか?
これは本人にも私たち親にもわかりません。
1つ言えるのは、この1年間、適正検査対策はしてきませんでしたが、作文学習は苦労しながら続けてきました。それでも、直近の模試では期待した成果は得られなかった訳です。
ですから、この分野での成長はある程度疑ってかかるべきだということです。
2. 私立学校に魅力がある
今回のチリ太郎の模試結果から判断するに、仮に都立中高一貫校を受検するならば、適Ⅲがある学校が良さそうです。
その点で都立受検においては選択肢が狭まってしまいます。(もともと「都立ならここと思っていた学校は適Ⅲの無い学校でした」)
一方で、私立学校の2/3受験は対象校が広く、その中から「入学してもよく」、「試験形態も有利な」学校を選べるため、トータルではそちらの方がメリットが大きいと感じられました。
実は、当初は私も妻も「都立受検回避」という結論にすんなり至るものと思っていました。
しかし、「難関公立中高一貫校オープン模試(第3回)」の結果が思ったよりも良かったため、チリ太郎に意見を求めたところ、少し決断に時間がかかりました。
やはり子供にとって、模試とはいえ「合格」という結果が持つインパクトはかなり大きいのでしょうね。
チリ太郎に都立受検への強い思いがあったかというと、そこまでではなかったと思います。しかし、模試で「合格」という結果を見ると、「行けそうな気がする」わけです。
実際にはそんな簡単なものではありません。
調査書の点数のハンデがある上、作文力の伸びを期待するのはかなり危険な状況です。
最終的に、チリ太郎が「私立受験」を選んだのは、やはり今後、本番まで「作文学習」を続けることを重荷と感じたからではないかと思います。
心なしか、決断した後のチリ太郎は少しスッキリしたような、ホッとしたような表情をしていました。
「作文力は中学でも必要だろうから、受験が終わったらZ会の残り教材をやろう」
なんて殊勝なことも言っていました。
チリ太郎の学習は「都立中高一貫校でも受検させてみようか」という私の思惑からスタートし、少し高めのレベルの学習を目指して私立用の勉強をさせました。
結果的に、都立中高一貫校の受検は諦めることになりました。
でも、親としては後悔していません。
チリ太郎が学習を進める中で、目指す学校を見つけてくれました。
そして、ここまで私立用の勉強を進めてきたおかげで、費用はかかりますが都立と同等以上の偏差値の私立学校を目指すことができます。
これまでやってきたことが無駄でなかったと証明するために、チリ太郎には自分の手で自分の希望する未来を掴み取ってもらいたいものです。