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模試などの見直しをさせるべきか問題(連載③)

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チリ太郎のやらなかった(やれなかった)受験対策を振り返るシリーズ、第3回は「模試の自己採点と模試の復習」です。

これは親としては「やれるようになってもらいたいなぁ」と思いましたが、結局できずに中学受験を終えました。
「やらなかった」というより、「やれなかった」というのが実態であり、中学受験では無理にやらせられないと判断して諦めたという感じです。

「自己採点」とか「復習」は大手の塾などで鍛えられている子の方がしっかりしていて、小学4年生や5年生でもできる子はできると思います。

チリ太郎の場合、模試の自己採点や模試の復習は心底気乗りしないという風でした。
小学6年時にはかなりの回数の模試を受けたのですが、オンラインで採点結果が出るまでいっさい振り返ることがありませんでしたし(解説授業がある場合は除く)、結果が出たあとも、間違えた問題の見直しなどはそうとう先延ばしにされ、ほとんどの場合はうやむやにされてしまいました。

「自分のやったテストを自分で採点、復習すること」は、結構エネルギーを使いますし、「面倒くさい」ものです。
ただ、やった分の学習効果があるので、学校でも塾でも、様々なシーンで自己採点させたり、クラスメートの子の答案の採点をさせたりするわけです。
模試の見直しも宿題になることが多いですよね。
要するに、それ自体がほぼほぼ学習の時間なのです。

塾での指導というのは、基本的に子供が怠けたいと思うところをビシッと指導してやらせてくれます。
子供の方も、親との関係のような甘えがないので、指導に従ってやっていくうちにその勉強法に慣れたり、心理的なハードルが下がったりするのだと思います。
この点に関しては、個別指導塾をベースに志望校別講座で受験勉強を進めた我が家の弱みと考えてよいでしょうね。

本音としては、そういう習慣は中高の勉強でも重要になってきますので、早いうちにできるようになってもらいたかったのです。
ですが、私立中学に通うようになった現在でも、「自己採点」や「一度やった問題の復習」は避ける傾向があり、親が手伝っているのが実情です。

一方で、チリ太郎が「自己採点」とか「一度やった問題の復習」を嫌がる気持ちもよくわかるのです。
そういう学習というのは「新味に乏しい」ものですし、「つまらない」のです。

そうした学習を「自分のためだから」と圧をかけてやらせるというのは、少しだけ抵抗があります。
理想としては、子供自身が「自分のためだ」と納得してすすんで取組むべきですが、そんな子っていますかね? 小6の時点で。

我が家の場合、中学受験の時点で「押し付ける」「決めつける」といった勉強はなるべく避けたかったので、家庭学習では本人が気乗りしない勉強は最小限に留め、本人が気持ちよくやれる勉強を優先しました。(日によって譲らなかったものもありますが…)

これが良かったとは決して思いません。
いずれはできるようになってもらいたいことですから。
だから、強制はしませんでしたが、口では言い続けました。

「本当はね、模試の自己採点はできる方がよいし、模試の見直しも絶対にやった方がよいのだけどね」と。

しかし、人の成長や気づきはその子のタイミング次第ですし、それをしなければ合格が勝ち取れないというほどのことでもありません。
我が家はこの点については、「課題を積極的に先送りした」というところです。
本人が気乗りしないのであれば、無理強いしないで別の方法を提案してあげればよいのです。

中学受験は真剣勝負ではありますが、未熟な小学生が挑むことでもあります。

勉強内容もそうですし、勉強の仕方においても、「本人が気乗りしない場合はどこまで押すか」を親が考えるべきですよね。「これ以上押しても良くない」と感じるかどうかが親のセンスなのかなと思います。
中学受験に限りませんが、「勉強の仕方はこの方法しかない」というものではありませんので、その子に合った方法を子供と対話しながら考えていけば、その時点で最適の方法がみつけられるのではないかと思います。

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