2/1まであと10日となりました。
そんな時期となればもう、「最後の追い込み時期」です。
保護者の皆さんは「最後の追い込み」といえば、自身の大学受験(人によっては中学受験)や定期テストの勉強をイメージされると思います。
・寸暇を惜しみ
・わき目もふらず
・集中して
勉強に勤しむべき
みたいなイメージですよね。
ただ、中学受験の当事者たるお子さんの実態としてはどうなのでしょうね?
過去・現在、いろんな方のブログを見てきましたが、できている人は「淡々と勉強」という印象が強いです。まあ、ブログはネタになる話をしなければいけませんので、直前まで苦労話が絶えないものですが、極端な例では「本番前日にスイッチが入った」なんて報告を目にしたことがあります。
実際のところ、大人がイメージする「最後の追い込み」は、少しばかり年齢が上の人の水準であり、12歳の子供には少なからぬ幅があるのかなという印象を持っております。
かく言う我が家も、チリ太郎の受験の頃を振り返ったとき、この時期はエアポケットに入ってしまったかのように「全然勉強しなかった」という印象が強く残っています。
年明け早々まではNNの授業やそっくりテストなどで調子がよく、親としては「いけそうだ」という手ごたえを感じていました。
しかし、埼玉受験を終えたあたりから家庭学習の時間は急速に短くなり、我が家は千葉受験を見送っていたため、生活の中での緊張感もかなり低下してしまいました。
我が家はこの時期までゲームや動画視聴を禁止していなかったのですが、さすがにチリ太郎のこの状況を見かねて、
青:「最後の1週間ぐらいは、せめて受験が終わるまでは、ゲームや動画は我慢しようよ」
ということにしました。
今思えば、そこに合理的な理由なんかありません。
ただあるのは、親が思う「直前期の受験生はそういうもの」という決めつけだけですよね。
そういう部分でのミスコミュニケーションは結果に表れるもので、チリ太郎は約束は守ってくれたものの、居間でゴロゴロする時間が増えただけでしたね。
チ:「暇だなぁ…。何をしてよいのか…」
みたいなことを言って妻の神経を逆なでするだけでした。
こんな様子で1日をタラタラ過ごしているのを見ると、親としては思わず、
「本番日まであと〇日だよ」
「みんな、最後の追い込みに入ってる」
「わき目もふらずに勉強してなきゃおかしいじゃない」
「志望校にかける気持ちはその程度なのか」
なんて「喝」を入れたくなります。
ただ、我が家はそこを堪えました。
まあ、親も緊張の中にいますのでね、そこでキレてしまう恐れがあることに注意しなければいけないと思います。
実際、「喝」を入れるにしても、グッと我慢するにしても、
「行動・発言の前に『一呼吸』置いて」
「務めて冷静に対応」
する必要がありますよね。
しかし、直前期のチリ太郎の様子は、今から思い返してみても謎です。なぜ急速に全てが停滞してしまったのか…。
・千葉受験をスルーしたことで緊張感を持続させられなかった
・自由にやらせすぎて勉強習慣を定着できていなかった
・ルーティンとしてやるべきメニューを明確にしてなかった
みたいなことが考えられますけどね。
それに加え、全く確証はありませんが、
・本番に向けてのプレッシャーを子供なりに感じていた
ということもあったかもしれません。
これは、受験を終えてから思ったことですけどね。
いずれにしましても、直前期は親も子も緊張状態にある一方で、両者の認識には「ギャップ」があるのは確かだと思います。
本来はそのギャップを埋めるために、お互いに冷静な気持ちで話し合ってみるのがよいのですが、我が家の場合はそこをうまく調整できなかったなぁという反省があります。
とはいえ、あの状況をうまく修正できる方法があったのだろうかと考えたとき、
多分、親という立場では無理だったのかもしれないと思います。
おそらく、塾の先生とかの方がうまく収めてくれそうですし、子供も素直に話を聞きそうですよね。
まあ、そういう発想に至らないのが直前期でもあるのですけどね。