一週間以上前の話で恐縮ですが、3/30(土)に早稲田アカデミーの主催する「大学入試報告会」に参加してきました。
早稲田アカデミーからはチリ太郎の中学受験で(NNにて)お世話になって以降、今も様々なメールが届きます。その中で、同大学入試報告会のお知らせを頂き、興味があったので申込をしたものです。
今回の入試報告会は大学入試全般について報告するものではなく、AMに「東京大学」、お昼を挟んで午後に「早稲田・慶応」についての入試報告という設定になっており、各1時間半の時間設定でした。
説明会の会場が池袋でしたので、我が家からですと移動にかかる時間などもそれなりにあります。
折角足を運ぶならと思い、両方の説明会に参加することにしました。
本記事では、早稲アカの大学入試説明会に参加した動機と感想などをメインに書いていきたいと思います。
(私自身が大学受験に関する知識が薄いため、「あまり詳しくない人が勉強しながら記事を書いているな」程度の目で見ていただければ幸いです)
チリ太郎の大学受験は順調であれば4年後ということで、まだまだ先の話です。
今回、なぜこのタイミングでこのイベントに参加してみようと思ったのかというと、以下の2点が主な動機となります。
1. 大学受験に関しては私自身の知識がかなり足りていないため、早めに知識を入れておきたい
2. 大学入試共通テストが2025年に諸々変更となるため、そういう節目のときこそ専門家の話を聞いてみたい
当のチリ太郎はどうかというと、大学受験に関する興味みたいなものはまだ薄いようです。
いや、興味が薄いだけならよいのですが、親自身が先走ることに少し嫌な印象を持っているようです。(全くもって正常な反応です)
ですので、今回の説明会参加は「親の勉強のため」と割り切っています。
チリ太郎に何かをフィードバックしようというような意図はありません。
2年後か3年後、チリ太郎が自発的に自分の入りたい大学を決められるようになっていれば、それはそれで望ましいことです。
万が一何か迷うことがあり、親に相談されるようなことがあったときに、
「おとさんの大学受験は30年も前の話だしなぁ」
なんて呑気な返事をすることが無いように、備えだけはしておきたいということです。
私自身は大学にはノー塾で臨みましたし、模試も(学校主催以外のものは)受けた記憶がありません。つまり、外部からの情報はほとんど入れないまま大学受験を終えています。
そんなわけで、文字通り「大学入試に関する説明会は初体験」な私です。
自分の中の経験値としては、チリ太郎の中学受験が最新情報なわけですが、その記憶からすると、こうした説明会というのは「お母さま」の参加が過半数である印象があります。
しかし、報告会の会場に入ってみて驚きました。
だいたい200名以上の参加者の半分ぐらいが男性でした。
中学受験の説明会もそれなりに「お父様」が参加する時代ですが、それでも半分はいきません。大学受験は父親の関心が非常に強いのだなと(自分もそうですが)思いました。
今回の説明会は東大と早慶に分かれていたものの、進行や説明者などはほぼ同じでした。
・概況説明
・入試分析
・実績の紹介
・受験者の実例紹介
・各教科ごとの報告や解説
みたいな流れです。
全体の感想として、(大学受験初心者である私にとっては)大変参考になる説明会でした。
そのことは、参加者アンケートにも素直に書きました。
シビアな見方をすれば、「東大/早慶と絞っている割に、特化した情報は少なめだった」という感想を持つ人はいらっしゃったかもしれません。
ただ、無料で参加者層を絞っていない説明会としては、これぐらいで十分かなとも思いました。
私が一番参考になったのは、「受験者の実例紹介」のところですね。
早稲アカの講座を受講した受験生の例を匿名で紹介いただいたものですが、大学受験だけに「成績も受講パターンも一様ではない」のです。
まあ、大学受験ってそういうものだとは思うのですが、中学受験は4科丸抱えが基本スタイルですので、この点は大きく違うなという気づきがありました。
大学受験では、多くの受験生が自分に必要な勉強の「どの部分を塾に頼るか?」を皆が判断しているのですね。
逆に、そのように自分で判断しなければ、大きく時間を無駄にすることになるのでしょう。
チリ太郎も2、3年後にそうなっていればよいのですけどね。
事例紹介は匿名ではありますが、先生の説明を聞いていると。
「ああ、この生徒は自分の強み、弱みを理解して通塾しているな」
とか
「この教科を早稲アカで伸ばそうとしたのか。別の教科は違う塾かな」
とか、
生徒さんがよく考えて塾を活用していることが伺えました。
逆に、「そういう生徒さんが結果を出している」ということなのかもしれません。
ということで、自分自身の考えをまとめるために書いているようなものですが…、
「大学自体」あるいは「大学受験」をいろいろ理解するのは、子の相談相手になる上で有用かもしれません。
ただ、「塾選び」、「塾等の活用」という話になれば、これは中学受験の頃の記憶は一切捨て、子供自身が「どうしたいのか」を判断するのを辛抱強く待つしかないなと思いました。
この点は、親としてすごく気になる部分だろうとは思います。
だから塾主催の説明会などに顔を出しているわけです。
でも、「一線を画す決意」が必要かなと思いました。
さて、以下は蛇足かもしれませんが、早稲アカ推しの私の所感です。
本説明会が東大と早慶に絞られた説明会になっていたのは、おそらく早稲アカ大学受験部の中で、「〇〇大学必勝コース」なるコースがあって、それが看板講座となっているからなのでしょう。
そして、そうしたコースの実績はなかなか良いです。
早稲アカといえば高校受験で強い塾だという印象があり、次に中学受験、お世辞にも「大学受験」のイメージは強いとはいえません。
ただ、どの階層の受験であっても、
「少し届かないかなという層をしっかり鍛えて合格させる」
という早稲アカらしさみたいなものは共通していて、
大学受験ではマイナーでも、安心できるよい塾
との印象を受けました。
例えば、「東大受験」という点に絞れば、
・鉄緑会
・東進
などが実績と知名度で群を抜いている印象があります。
しかし、そうした実績(=数)を過大に評価する必要は無いと思います。
中学受験=信頼と実績のある塾に面倒を見てもらう
大学受験=足らない部分を見てくれる塾を選び、使い倒す
これぐらい生徒と塾の関係性が異なると思いますので、マイナーな塾であってもニーズにピッタリと合うなら、「選んで使い倒す」べきかなと思いました。