ゴールデンウィークは平日も挟みますし、私の仕事がある日もあるため、家族で1日のんびりという日は意外と限られます。
本日はそんな貴重な1日です。
家族で朝食後にテレ朝のモーニングショー（羽鳥さんのやつです）を何気なく見ていたら、まあまあ長い尺をとって「Ｚ世代の特徴」みたいなことを特集していました。
・映画やドラマは倍速視聴
・ネタバレに抵抗感がなく、むしろ歓迎
・スポーツはダイジェストで
・余暇活動をセルフプロデュースし、目的に向けた消費活動
といったような行動や指向性を、専門家のコメントとともに分析していました。
チリ太郎もＺ世代なわけですが、まだ中学1年であることもあり、顕著に当てはまる事項は少なめでしたね。
当該世代の行動様式というのは、まさしく社会を映す鏡みたいなものですが、Ｚ世代の場合、キーワードとなるのは「時間効率と大量消費」、「ネットワークと高度情報化社会」なのかなと思います。
・社会に大量に溢れるコンテンツを効率よく消費したい
・時間を無駄にしたくない
・無駄に体力を使うことや、心を乱されることを避けたい
・人との繋がりを維持する中で基本となる情報は押さえたいし、できればワンランク上の情報を得て認められたい
こんなことが特徴的行動の背景にあると思います。
番組の中では、おじさん世代の代表として、羽鳥さんや玉川さんが殊更に怪訝な様子を見せて演出していましたが、私などはＺ世代の行動の半分ぐらいは理解・共感できますね。
おじさん世代だって生きている時代は今ですから、現代社会の影響を少なからず受けます。
どちらかというと、チリ太郎より私の方がＺ世代の素養を多く持ち合わせている気さえしました。
（注:決して若者ぶっているわけではありません）
こういう話は何が良くて何が悪いという話では無く、それぞれの時代に順応した結果に過ぎません。
時代に抗う生き方は凡人にはなかなかできるものではないですからね。
Ｚ世代っぽさの薄いチリ太郎も、いずれ友人ができそのコミュニティの中で生きていこうとすれば、当世風の行動がどんどん現れてくるでしょう。
少しだけ長生きしている私の願いとして、チリ太郎には時代に乗って楽しく過ごして欲しいなと思います。
そして、その中で少しでも「周囲に追い立てられている」、「少々息苦しい」と感じたなら、立ち止まる賢明さを持ってほしいと思います。
社会というのは必ずしも人間を守る方向に流れるとは限りませんし、個人の許容量もあまり考慮してくれません。
流されっぱなしで奇跡的にうまくいく人生もあるでしょうが、少なくとも、自分の心と体は自分で守る意識を持ってほしいなと思います。
親としては、そこだけ押さえてくれたら、自分の好きなように生きてくれて構わないのですけどね。