私、青ティには全く役に立たない特技があります。
それは…
「人に道を訊かれる」
という特技。
ええ、何の役にも立ちません。
先日、仕事が休みの日に新宿あたりで用事を済ませた帰り道。
久々に、おばあちゃんに電車の乗換え方法を訊かれました。
なんとなく、日本語のイントネーションに違和感があったので、もしかしたらアジア系の外国の人だったかもしれませんが、結構なご高齢に見えました。
人の役に立てると嬉しいものです。
私のこの特技は、妻と結婚する前に指摘されて気づいたものです。
妻(交際中)「なんだか…、さっきからキミは人に道を訊かれまくっていないか?」
青:「ああ、そういわれればそうかもね」
妻:「この前も新宿駅で香港人に何か訊かれてたじゃないか」
青:「そうだったね。宿泊するホテルがわからないとか」
妻:「東口なんだから交番で訊けよという話だが」
そして、結婚後…。新婚旅行でイタリアへ行きました。
そこでも…
妻:「いい加減にしたまえよ。さっきから外人に道を訊かれまくりじゃないか!」
青:「そっ、そう言われてもね。何だろう、外国のガイドブックには、『旅先で物を尋ねる場合は、親切な日本人に話しかけましょう』なんて書いてあるのかね」
そんな伝説もありました。
あれは自分でもびっくりしました。
国内限定の特技じゃないのだと。
なんでかなと理由を考えてみるのですが、まあ、ありそうな要因としては、
・親切そうに見える
・威圧感が無い
・博識そうである
そんなところでしょうか。
もう1つ、外見以外の要因を挙げるとすれば、
・私自身も、「困ったらそこらへんの人に聞いたらいいや」と思っている
実は、こういう人の内面の問題も影響するのではないか。
つまり、その人の考え方が雰囲気に滲み出るということですね。
私と真逆な人が妻ですね。
人見知りのせいもありますが、滅多なことで知らない人にモノを尋ねません。
なんだか、スマホなりなんなりで一生懸命調べ、人に聞くというのが最終手段になるタイプの人です。
人に聞くのは恥ずかしい。人に聞くなんてその人に迷惑だと思っています。
チリ太郎もどちらかというと妻に似ています。
ですので、私はよく責められますね。
例えば、知らない目的地に行く場合、私は割と感性で歩き、あれ、間違っているかもと思ったら、人に聞いたりして目的地を目指します。
妻:「なんで知らないのに自信満々に歩くんだよ。つられて間違えたじゃないか!」
チ:「またいつものやつだ」
青:「まあ、なんとなくこの辺に詳しくなれたし、いいじゃない。しかも、新設な人から確実な情報を聞けたよ」
チ:「けっこう無駄に歩いてるんですよ」
妻:「まったくだ!」
という具合に、よくたしなめられます。(いや、結構強く非難されてるか)
チリ太郎は頭脳明晰で、そこは私にも妻にも似ていないのですが、性格などは結構妻に似ているところがあると思っています。
何事にも能天気な父に似なくて、本当に良かったと思っています。
チリ太郎って、妻や私の悪い部分はあまり似ず、すごく絶妙なバランスで2人の良い部分が配分されている気がします。
ただ、長所と短所は表裏一体というのですかね。私の良いところも、社会を生き抜く上では必要になるときがありますから、そういう部分は見て真似して欲しいなと思います。

